【熊野本宮大社に行けば人生が変わる?】平安貴族も訪れた巡礼の地に詣でたい

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毎日なんだかうまくいかない、人生の大きな転機を迎えていて、誰かにそっと背中を押してほしい。そんな風に悩んでいるあなたに、ぜひ知ってほしい場所があります。和歌山県の深い山奥にある「熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)」です。

ここは全国に3,000社以上ある熊野神社の総本社であり、古くから「人生が変わる場所」「よみがえりの聖地」として多くの人々に熱狂的に信仰されてきました。

でも、なぜこの神社を訪れることで、人生が変わることになるのでしょうか。険しい道のりである「熊野古道」をわざわざ自分の足で歩くことに、どんな意味があるのか気になりますよね。

この記事では、熊野本宮大社のご利益や歴史はもちろん、多くの人が「人生観が変わった」と語る深い理由を解説します。さらに、「初心者が失敗しやすい服装の注意点」や「絶対に間違えたくない正しい参拝の順番」といった、リアルな現地情報もたっぷりまとめました。

人生の岐路に立ち、新しい一歩を踏み出したいと考えているあなたの、旅の参考になれば嬉しいです。

本記事の内容

  • 熊野本宮大社が「人生が変わる場所」とされる理由
  • 熊野古道を歩くことの精神的な意義や巡礼の意味
  • 熊野本宮大社の御祭神やご利益
  • 熊野詣や熊野三山の関係性とその信仰
目次

熊野本宮大社で人生が変わる?

熊野本宮大社 人生が変わる

熊野本宮大社とは

熊野本宮大社 人生が変わる

熊野本宮大社は、和歌山県田辺市本宮町に鎮座する神社で、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の一つです。全国の熊野神社の総本社としての歴史を持ち、日本中から多くの人々が救いを求めて訪れる神聖な聖地となっています。

歴史は非常に古く、創建年代ははっきりとは明らかになっていません。ですが、社伝によると崇神天皇65年に、熊野川の中洲である「大斎原(おおゆのはら)」に創建されたと伝えられています。気が遠くなるほどの昔から、大切に守られてきた場所なんですね。

かつては、熊野川・音無川・岩田川の3つの川が合流する地点に鎮座していましたが、1889年(明治22年)の大洪水により甚大な被害を受け、現在の少し高い場所に移転しました。元の場所である大斎原には現在、高さ33.9mにもなる日本一の大鳥居がそびえ立ち、その圧倒的な存在感で訪れる人を迎えてくれます。

熊野本宮大社は、古くから「熊野詣で」の中心地として知られ、多くの皇族や貴族が危険を冒してまで訪問しました。特に平安時代以降は、途切れることなく人々が列をなして歩く様子から「蟻の熊野詣」と呼ばれるほど、熱狂的に人々が訪れたんです。

この地を目指した人々は、険しい熊野古道を何日も歩きながら、浄土信仰の聖地として熊野を崇めました。苦労して参拝することで、過去の罪や苦しみを洗い流し、「よみがえり(再生)」のご利益を得ようとしたのです。

現在でも、熊野本宮大社は「人生が変わる場所」として、多くの人々の信仰を集めています。特に、熊野古道を自分の足で歩いて参拝することで、人生の転機を迎えたり、新たな自分に生まれ変わるような不思議な体験をする方が多いと言われています。

また、熊野本宮大社のシンボルといえば、三本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」。サッカー日本代表のエンブレムとしても有名ですよね。八咫烏は日本神話に登場する神鳥で、神武天皇を正しい方向へ導いたとされる存在です。

そのため、熊野本宮大社は「導きの神」としても知られ、人生の迷いの中にいる人々にとって、進むべき道を明るく照らしてくれる特別な意味を持つ場所となっています。

熊野本宮大社 人生が変わる

御祭神

熊野本宮大社 人生が変わる

熊野本宮大社の主祭神は、家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、日本神話で有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)と同一視されることが多く、強い浄化の力と再生の力を持つ力強い神様とされています。

また、熊野本宮大社の本殿には、主祭神以外にも以下の神々が一緒に祀(まつ)られています。

  • 第一殿(西御前):熊野牟須美大神(くまのむすみのおおかみ)、事解之男神(ことさかのおのかみ)
  • 第二殿(中御前):速玉之男神(はやたまのおのかみ)
  • 第三殿(証誠殿):家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)※主祭神
  • 第四殿(若宮):天照大神(あまてらすおおみかみ)

これらの神々は、熊野三山に共通する神々であり、「熊野三所権現」として広く信仰されています。とくに熊野本宮大社では「再生と蘇りの力」を持つとされ、人生における大きな転機や、何かを終わらせて新たな出発を迎えた人々にとって、強力なご利益があるとされているんです。

熊野の神々は、神仏習合(神様と仏様を同じものと考える信仰)の影響を強く受けており、それぞれの神様が仏教の仏様(本地仏)と結びついています。例えば、主祭神である家都美御子大神は「阿弥陀如来」と同一視され、極楽往生や来世の救済のご利益を持つとされています。

熊野本宮大社の御祭神は、単に都合のいい願いをパッと叶えてくれる神様というよりも、人生の転機や厳しい試練の際にそっと寄り添い、行くべき道へ導きを与えてくれる頼もしい存在。

そのため、多くの人々が人生の重要な節目に熊野本宮大社を訪れ、過去の自分をリセットし、新たな気持ちで未来へと進んでいく力をいただいています。

熊野古道とは

熊野本宮大社 人生が変わる

熊野古道(くまのこどう)とは、和歌山県、三重県、奈良県にまたがる古代の参詣道(お参りするための道)の総称であり、熊野三山へと続く道を指します。

熊野詣が盛んになった平安時代から中世にかけて、身分の高い貴族から庶民まで、数え切れないほど多くの人々がこの道を歩いてきました。その歴史の深さと信仰の重要性が世界的に評価され、2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

熊野古道は、決して単なる自然の中のハイキングコースではありません。「歩くこと自体が修行であり、浄化される道」として、古くから精神的な意味を持つ旅路とされてきました。昔の人にとって熊野詣は命がけであり、「死と再生の旅」とも言われていました。厳しい山道を歩き抜くことで、一度死んで新しい自分に生まれ変わることの象徴だったんです。

歩く道中には、数々の史跡や小さな神社、道標が点在しています。中でも「九十九王子(くじゅうくおうじ)」と呼ばれる神社群は、熊野三山へ向かう参詣者たちの休憩所や祈願所として機能していました。過酷な道のりの中で、人々はここで一息つき、神様に祈りを捧げたのですね。

人気のコース

熊野本宮大社 人生が変わる
田辺市熊野ツーリズムビューローHP

平安時代の貴族や上皇たちは、熊野を訪れることで心身を清め、新しい人生を歩み出すことを願いました。現代においても、熊野古道の一部を体感することで人生観が変わったと考える人は多くいます。ここでは、体力や目的に合わせた人気のコースを紹介します。

1. 発心門王子から熊野本宮大社への道

熊野本宮大社 人生が変わる
熊野本宮観光協会HP

熊野古道の「中辺路(なかへち)」ルートの一部で、発心門王子(ほっしんもんおうじ)から熊野本宮大社までの約7kmの道を歩くコースです。このコースは、全体的にゆるやかな下り坂が多く、道幅も広いため、普段あまり運動をしない初心者の方でも安心して歩ける一番人気のコースです。

所要時間は休憩を含めてだいたい2時間半〜3時間半ほど。途中には水呑王子や、本宮大社が見えた瞬間に人々が地に伏して拝んだとされる「伏拝王子(ふしおがみおうじ)」といった名所があり、日本の原風景を感じながらのんびりと進むことができますよ。

ちなみに「発心門」とは、仏教用語で「悟りを求める心を発する門」という意味を持ちます。まさにここからが熊野詣の精神的なスタート地点。この道を歩きながら自分自身と向き合うことで、心がスッと整っていくのを感じられると思います。

2. 大門坂(だいもんざか)から那智の滝への道

熊野本宮大社 人生が変わる

熊野那智大社への参詣道として知られる大門坂は、樹齢800年を超える夫婦杉を抜け、苔むした石段が続くとても幻想的な道です。全長約600mのこの坂をゆっくりと登っていくと、神聖な雰囲気が漂う那智の滝へとたどり着きます。

那智の滝は落差133mを誇る日本一の大滝です。滝そのものが御神体として崇められており、圧倒的なエネルギーに満ちているとされています。ここを訪れることで「心のモヤモヤが晴れて、新しい自分に生まれ変わった」と感じる人が多いのです。

3. 熊野川を船で下る「川の参詣道」

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歩くのとは少し違いますが、熊野詣では熊野川を船で下る「川の参詣道」も非常に重要なルートでした。熊野本宮大社から熊野速玉大社へ向かう際に利用され、世界でも珍しい「川の熊野古道」として世界遺産に登録されています。

現在でも「熊野川川舟下り」として観光体験でき、小舟に揺られながら神聖な川を進むことで、まるで異世界へと誘われるような不思議な感覚を味わえます。体力に自信がないけれど熊野の自然を満喫したい方にはぴったりですね。

4. 高野山から熊野本宮大社へ至る「小辺路」

熊野本宮大社 人生が変わる
田辺市熊野ツーリズムビューローHP

熊野信仰と並ぶ高野山信仰の拠点である高野山から、熊野本宮大社へと続く「小辺路(こへち)」は、険しい山道が続く修験道のルート。

全長約70kmのこの道を歩くことは簡単ではありませんが、その分、自分自身と深く向き合う時間を持つことができます。歩ききった後には、達成感とともに、人生に対する新たな視点を得ることができるでしょう。

熊野古道を歩くことは、単なる観光ではなく、まさに「人生の旅」と言えます。大自然の中を歩きながら、過去の巡礼者たちの思いに触れ、自分自身と向き合うことで、新しい気づきを得ることができるのです。

熊野の神秘的な空気の中で、あなたも人生を変える旅に出てみてはいかがでしょうか。

人生が変わると言われる理由

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準備が整ったら、いよいよその核心に触れてみましょう。熊野本宮大社や熊野古道を訪れると「人生が変わる」と言われる理由には、深いスピリチュアルな歴史と、人間の心理に働きかける要素が絡み合っています。

まず大きな理由は、熊野の地が古くから「黄泉(よみ)の国」、つまり死者の魂が還る場所と信じられてきた歴史的背景にあります。これだけ聞くと少し怖いと思うかもしれませんが、決してネガティブな意味ではありません。「死と再生は表裏一体」という考え方です。

人生に疲れ、困難に打ちひしがれ「もうダメかもしれない」という状態から、熊野の神聖なパワーをいただいて、一度すべてをリセットし、全く新しい自分として生まれ変わる。それが熊野信仰の根底にある「よみがえり(甦り)」の思想なんです。

現代においても、仕事や人間関係、大きな決断に迷っている人が熊野を訪れると、日常の喧騒から完全に切り離された圧倒的な自然の中で、自分自身と深く向き合う時間を持つことができます。鳥のさえずりや風の音に耳を傾けながら歩くことで心が解放され、「自分が本当に望んでいたこと」に気がつくのです。

大自然に抱かれることで、自分もまた自然の一部であることを実感し、ちっぽけな悩みに対する執着が消えていく。その結果、過去の自分を清算し、新しい目標や生き方に対する「確信」を持って日常に戻ることができる。これが、多くの人が「人生が変わった」と語る最大の理由かなと思います。

熊野本宮大社で人生が変わるを体感する

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ご利益

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熊野本宮大社は、日本でも有数のパワースポットとして知られ、訪れる人々にさまざまなご利益をもたらすとされています。特に、再生・蘇生のご利益があるとされ、人生の転機や新たなスタートを切る人々にとって重要な場所となっています。

熊野の神々は、どのような人も分け隔てなく受け入れ、導いてくれるとされており、その懐の深さが多くの参拝者を引き寄せています。

熊野本宮大社のご利益の中でも特に有名なのが「人生の再生」に関するもの。熊野の信仰では、人が一度「死んで」新たに生まれ変わることができるとされており、熊野詣はまさにその象徴的な行為とされてきました。このため、人生の転機にある人や、新しいことを始めたいと願う人々が多く訪れます。

熊野本宮大社の主祭神である「家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)」は、スサノオノミコトの別名であり、厄除けや開運、勝負運の向上にもご利益があるとされています。

また商売繁盛、無病息災、家内安全といったさまざまな願いも叶うとされています。境内にある「八咫烏(やたがらす)」のシンボルは、導きの神として知られ、サッカー日本代表のエンブレムにも使用されています。

これは、熊野の神々が迷える人々を正しい道へと導いてくれるという信仰に由来するもの。

また、熊野本宮大社のご神域は、訪れるだけで心身が浄化されるとされており、スピリチュアルなパワーを求める人々にも人気。特に、大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる旧社地は、かつて日本最大の社殿が建っていた場所であり、現在でも強力なエネルギーが宿る場所とされています。

ここに立つと、まるで大自然と一体化したかのような感覚を味わえ、日常のストレスから解放されると言われています。

熊野本宮大社を訪れることで得られるご利益は、単なる願掛けではなく、人生そのものを見つめ直し、新たな道を歩み出す力を与えてくれるもの。そのため、訪れた人々が「熊野本宮大社での体験が人生を変えた」と語ることも少なくありません。

熊野の神々が持つ寛大さと、自然と調和した神聖な空間が、人々の心を穏やかにし、新しい一歩を踏み出すきっかけを与えてくれるのでしょう。

熊野詣でと熊野三山

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熊野詣(くまのもうで)とは、日本の平安時代から続く宗教的な巡礼のことで、熊野三山(くまのさんざん)と呼ばれる三つの主要な神社、すなわち熊野本宮大社(ほんぐうたいしゃ)、熊野速玉大社(はやたまたいしゃ)、熊野那智大社(なちたいしゃ)を参拝することを指します。

この巡礼は、日本全国から多くの人々を惹きつけ、特に平安時代から中世にかけての貴族や武士、庶民に至るまで、さまざまな階層の人々が参加しました。

熊野詣が特に重要視された理由の一つに挙げられるのが、熊野が「浄土信仰」と深く結びついていたこと。平安時代には極楽浄土へ行くことを願う人々が多く、熊野の地がこの世の極楽とされていました。

そのため、熊野三山を巡ることは、現世での罪を清め、来世の幸福を約束される行為とされたのです。

特に熊野本宮大社のある場所は「黄泉の国」と「浄土」が交差する地とされ、熊野を訪れることで生まれ変わるという考え方が広まりました。

熊野詣は、「蟻の熊野詣」とも称されるほど多くの人々が参加し、一時期は京都の貴族層にとどまらず、武士や庶民にまで広がりました。鎌倉時代には、武士たちも戦の勝利や家門繁栄を願い、熊野を訪れるようになりました。

室町時代に入ると、より庶民的な信仰として定着し、全国から巡礼者が熊野古道を歩いて熊野三山へと向かいました。

熊野三山はそれぞれ異なる神々を祀っています。熊野本宮大社は「家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)」を祀り、再生と浄化を象徴する神として信仰。

熊野速玉大社は「熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)」を主祭神とし、速やかに願いを叶える神として知られています。熊野那智大社は「熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)」を祀り、生命の根源や豊穣を司る神として崇められています。

この三社を巡ることで、心身の浄化、再生、そして新たな人生の始まりを迎えると考えられていました。

現代においても、熊野詣は「人生を変える旅」として注目されています。熊野古道を歩きながら、自分自身と向き合い、これまでの人生を振り返り、新たな決意を固める人が増えています。

かつての巡礼者と同じ道を辿ることで、熊野信仰の深さを実感し、精神的な癒しを得ることができるのです。

参拝方法

熊野本宮大社 人生が変わる

熊野本宮大社は特別な神聖な場所なので、独自の参拝ルールがあります。「せっかく遠くまで来たのに、作法を間違えてしまった…」と後悔しないために、基本的な流れをしっかり確認しておきましょう。

1. 鳥居をくぐり、石段を登る
まず、参道入り口の鳥居をくぐる前には一礼をして「神域に足を踏み入れる」敬意を示しましょう。鳥居から先は、参道の中央(正中)は神様の通り道とされているため、「右端を登り、左端を下る」のが正しい作法。杉木立に囲まれた158段の石段を、息を整えながらゆっくりと登っていきます。

2. 祓戸大神と手水舎で身を清める
石段の中腹の左側に「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」が祀られているので、まずここでお参りして心身の罪穢れを祓います。さらに登ると手水舎があるので、手と口を清めます。直接柄杓を口につけるのはマナー違反なので注意してくださいね。

3. 神門をくぐる(※ここから先は撮影禁止!)
石段を登りきると、立派な神門が現れます。ここから先の御社殿がある神域は、原則として「写真撮影禁止」です。SNSなどにアップするのもNGなので、スマホやカメラはしまって、静かに厳かな空気を心に焼き付けてくださいね。

4. 本殿内の参拝順番(重要)
神門をくぐると、檜皮葺の立派な社殿が並んでいます。左から第一殿、第二殿…と並んでいますが、左から順にお参りするのは間違いです!熊野本宮大社では、主祭神がいる「第三殿」から参拝を始めるのが正式なルールです。

参拝順序社殿お祀りされている神様
1番目第三殿(証誠殿)家津御子大神(けつみこのおおかみ)※主祭神
2番目第二殿(中御前)速玉大神(はやたまのおおかみ)
3番目第一殿(西御前)夫須美大神(ふすみのおおかみ)
4番目第四殿(東御前)天照大神(あまてらすおおみかみ)
5番目満山社結ひの神(八百万の神)

各殿すべてで、「二拝二拍手一拝(深く2回お辞儀、2回手を叩く、深く1回お辞儀)」の作法でお祈りします。自分の名前と住所を心の中で伝え、感謝とともに決意や願いを伝えましょう。(※お正月などの大混雑時は、空いている場所からお参りしても問題ないとされています。)

参拝の総仕上げ!産田社と大斎原へ

本宮大社でのお参りが終わったら、そこで帰ってしまうのはもったいないです!かつて本宮大社があった旧社地である「大斎原(おおゆのはら)」へ足を運びましょう。本殿から国道を渡って徒歩10分ほどです。

ただし、大斎原へ行く前に立ち寄るべき場所があります。それが「産田社(うぶたしゃ)」です。ここは、神々を生み出したとされる伊邪那美命(いざなみのみこと)の荒御魂がお祀りされている神社。「新しいものを生み出すパワー」に満ちており、「本宮大社 → 産田社 → 大斎原」の順番で巡るのが正式なルートとされています。

産田社でお参りをした後、いよいよ日本一の大鳥居をくぐって大斎原の森へ入ります。大斎原には現在、中四社・下四社などが合祀された石祠があります。ここは「生命の根源」とも言われ、強烈なスピリチュアルエネルギーが渦巻くパワースポットです。

ここに立つと、不思議と心がスッと軽くなり、ありのままの自分を受け入れてもらえるような安心感に包まれるはずです。

周辺のおすすめスポット

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熊野本宮大社を訪れた際に、ぜひ足を延ばしてほしい周辺のおすすめスポットを紹介します。この地域には、歴史や文化、自然を感じられる魅力的な場所が数多く存在し、熊野詣の旅をより深く味わうことができます。

1. 湯の峰温泉(ゆのみねおんせん)

熊野本宮大社から車で約10分の場所にある「湯の峰温泉」は、日本最古の湯治場のひとつとして知られています。特に有名なのが「つぼ湯」で、ここは世界遺産に登録されている唯一の温泉。

1組ずつ貸切で利用できるこの温泉は、湯の色が日によって変わる神秘的な特徴を持ち、熊野詣の巡礼者たちが身を清めた場所としても知られています。歴史ある温泉街の雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと疲れを癒してはいかがでしょう。

2. わたらせ温泉

湯の峰温泉と並んで人気のある温泉地が「わたらせ温泉」です。ここは西日本最大級の露天風呂を誇り、開放的な空間で温泉を楽しむことができます。

特に夜になると星空を眺めながら入浴でき、旅の疲れを癒すには最適な場所。また、宿泊施設も充実しているため、熊野古道を歩いた後の宿泊先としてもおすすめです。

3. 川湯温泉(かわゆおんせん)

熊野川の支流・大塔川の川岸に広がる「川湯温泉」も、熊野本宮大社を訪れる際に立ち寄りたいスポットのひとつ。川底から自然に湧き出る温泉を利用し、冬には「仙人風呂」と呼ばれる大きな露天風呂が川の中に作られます。

自然と一体になった温泉体験ができる貴重な場所であり、リラックスしながら熊野の大自然を満喫することができます。

4. 熊野本宮館

熊野本宮大社の歴史や文化を学べる「熊野本宮館」は、参拝前後にぜひ立ち寄りたい施設。館内には熊野信仰の歴史を解説した展示があり、熊野詣の文化的背景をより深く理解することができます。

また、熊野古道の情報や周辺観光案内も充実しているため、旅のプランを考える上でも役立つでしょう。

5. 熊野川

熊野三山をつなぐ交通手段のひとつとして、古くから利用されていたのが「熊野川」です。特に「川の参詣道」として知られるこのルートでは、船での川下り体験ができます。

静かな流れの中を進む船旅は、まるで時が止まったかのような感覚を味わえるでしょう。船から眺める熊野の景色は美しく、心が洗われるような体験ができます。

熊野本宮大社への行きかた

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熊野本宮大社は和歌山県田辺市に位置し、全国各地からのアクセスにはいくつかの方法があります。最寄りの主要都市からの行き方を紹介します。

1. 大阪・京都からのアクセス

関西方面から熊野本宮大社へ向かう場合、電車とバスを組み合わせるのが一般的。

  • 電車とバスを利用する方法
    1. JR新大阪駅またはJR京都駅から特急「くろしお」に乗車し、JR紀伊田辺駅で下車(約2時間30分)。JR紀伊田辺駅から龍神バスに乗り、「熊野本宮」バス停で下車(約2時間)。
    紀伊田辺駅からのバスは本数が限られているため、事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。

  • 車を利用する場合 大阪から熊野本宮大社までは、阪和自動車道を経由して約4時間のドライブとなります。紀伊山地の山道を通るため、運転には十分注意が必要です。

2. 東京方面からのアクセス

関東から熊野本宮大社へ向かう場合、飛行機を利用すると比較的スムーズに到着できます。

  • 飛行機とバスを利用する方法
    1. 羽田空港から南紀白浜空港まで飛行機で移動(約1時間20分)。
    2. 南紀白浜空港から「熊野本宮大社行き」のバスに乗車(約2時間)。
    南紀白浜空港からのバスは、熊野本宮大社まで直通で行けるため便利です。

3. 名古屋方面からのアクセス

名古屋方面からは、JR特急「南紀」を利用して熊野市駅まで行き、そこからバスを利用するルートがあります。

  • 電車とバスを利用する方法
    1. JR名古屋駅から特急「南紀」に乗車し、熊野市駅で下車(約3時間)。
    2. 熊野市駅からバスに乗り、「熊野本宮大社」まで移動(約3時間)。
    名古屋からのアクセスは時間がかかるため、余裕をもった旅程を立てることが重要です。

4. 熊野古道を歩いて向かう

熊野本宮大社へ向かう方法として、「熊野古道を歩く」という選択肢も。特に「中辺路」ルートは人気が高く、途中の発心門王子から熊野本宮大社までの道のり(約7km)は比較的歩きやすいため、多くの参拝者が利用しています。

熊野古道を歩くことで、より深く熊野詣の雰囲気を味わうことができるでしょう。

熊野本宮大社へは様々なアクセス方法がありますが、旅の目的やスケジュールに合わせて最適なルートを選ぶことが重要です。神秘的な熊野の地を訪れるために、事前にしっかりと計画を立て、快適な旅を楽しんでください。

出発エリアおすすめの移動方法所要時間の目安
東京・関東方面【飛行機+バス】羽田空港から飛行機で「南紀白浜空港」へ。そこから直通バス、または白浜駅経由で路線バスを利用。約3時間〜3時間半
大阪・関西方面【電車+バス】JR新大阪駅から特急「くろしお」で紀伊田辺駅へ。そこから龍神バスなどで本宮大社前へ。約4時間半〜5時間
名古屋方面【電車+バス】JR名古屋駅から特急「南紀」で新宮駅へ。そこから路線バスを利用。約5時間
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