【宮地嶽神社は何の神様を祀ってる?】光の道でつながる古社はご利益の宝庫

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福岡県福津市にある宮地嶽神社は、年に二回だけ拝むチャンスがあるという光の道で知られる最近特に話題の神社。

そんな宮地嶽神社には 何の神様が祀られていてどんなご利益が期待できるのでしょうか。

本記事では、宮地嶽神社に祀られている神様や、それぞれの神様がもたらすご利益、そして神社の歴史や見どころについてわかりやすく解説。

初めて訪れる方でも安心して楽しめる情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容

  • 宮地嶽神社に祀られている神様の名前と由来
  • 神功皇后の伝説とその信仰的な意味
  • 三柱の神々がもたらすご利益
  • 宮地嶽神社が開運・商売繁盛に強い理由
目次

宮地嶽神社は何の神様を祀る:概要

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社とは

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)は、福岡県福津市に鎮座する非常に歴史の深い神社で、全国に点在する宮地嶽神社の総本宮として知られています。

創建は約1700年前に遡り、「開運・商売繁盛の神様」として、多くの人々の信仰を集め続けています。その長い歴史と由緒正しい格式からも、九州を代表するパワースポットのひとつ。

現在の社殿は昭和初期に再建されたもので、木のぬくもりと荘厳な雰囲気を感じさせる伝統的な構造を保ちながらも、チタン製の屋根を取り入れるなど、現代の建築技術が融合されています。

この屋根は風雨に強く、輝くような金色の美しさが印象的。正月三が日の初詣時期には100万人を超える参拝客が訪れ、県内外からの注目度も非常に高い。

信仰の場としての機能にとどまらず、自然に囲まれた立地と季節ごとの祭事により、観光スポットとしても人気。春には桜、秋には紅葉など四季の彩りを楽しむことができるのも魅力のひとつです。

神社周辺には門前町が広がり、名物の松ヶ枝餅などグルメも楽しめるため、家族連れやカップル、観光客にも親しまれています。

アクセスも非常に便利で、福岡市中心部から車で約45分ほどの距離にあり、JR福間駅からはバスでもアクセス可能。無料駐車場も完備されており、マイカーでの参拝も快適です。

気軽に訪れやすい立地ながら、神聖な空気が漂う神社として、多くの人に心の安らぎを提供しています。

御祭神とご利益

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社に祀(まつ)られている主祭神は、「息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)」、古代日本において数々の伝説を残した神で、別名「神功皇后(じんぐうこうごう)」としても広く知られています。

第14代仲哀天皇の皇后であり、第15代応神天皇の母君としても名高く、古事記や日本書紀といった歴史書にも記述があります。

神功皇后について伝えられているのは、三韓征伐と呼ばれる伝説的な航海の際、宮地嶽の山頂にて神々に祈りを捧げ、航海の安全と勝利を願ったこと。

この逸話から、「何事にも打ち勝つ神様」として尊崇され、勝負事や挑戦に臨む人々にとって非常に心強い存在。

神功皇后に随行したとされる「勝村大神(かつむらのおおかみ)」「勝頼大神(かつよりのおおかみ)」の二柱も合わせて祀られており、三柱の神様を総称して「宮地嶽三柱大神(みやじだけみはしらおおかみ)」と呼ばれています。

これらの神々は、それぞれ勝運、守護、繁栄の象徴として信仰を集めています。

宮地嶽神社で受けられるご利益は多岐にわたります。開運や商売繁盛はもちろんのこと、無病息災、交通安全、恋愛成就、家内安全、学業成就、安産祈願など、人生のあらゆる場面における願いごとに対応。

特に経営者や事業を営む方々にとっては、商売繁盛の神様として深い信仰を集めており、社運隆盛を祈って多くのビジネスマンが訪れることでも有名。

それぞれの願意に応じたお守りや祈願祭も用意され、自身の願いを具体的に祈願することが可能です。祈祷を受けることで心が引き締まり、神聖な空気の中で新たなスタートを切るきっかけとなるかもしれません。

宮地嶽神社は、ただの神社ではなく、多くの人々にとって「人生を変えるきっかけ」を与える場所とも言えるでしょう。

宮地嶽神社の不思議

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社には、一般的な神社とは一線を画す「不思議」や「神秘」が数多く存在します。その代表格として挙げられるのが、年に二度だけ見られる「光の道」。

この現象は、神社の参道が夕日と一直線に重なり、道全体が黄金色に輝くという幻想的な光景で、見ることができるのは2月下旬と10月下旬の限られた時期だけ。

「奇跡の夕陽」とも呼ばれ、観光客だけでなく地元の方々にも特別視されています。訪れる人々は、その神秘的な美しさに心を奪われ、自然と静かな敬意を払いたくなるような空間に引き込まれていきます。

宮地嶽神社の不思議はそれだけにとどまりません。神社に設置されている「大注連縄」「大太鼓」「大鈴」は、それぞれ日本一の規模を誇り、圧倒的なスケールで訪れる人々を驚かせます。

大注連縄は重さ3トン、長さ11メートルという巨大さで、神聖な空間を象徴する存在。これらはすべて人々の願いと信仰が込められた神具であり、荘厳な雰囲気を醸し出す重要な要素となっています。

境内には細部にまで神秘性が宿っています。例えば、狛犬や鳥居の数が非常に多く、訪れるたびに新しい発見があります。特に狛犬はそれぞれ異なる表情や姿勢をしており、観察しているとまるで生きているかのような躍動感すら感じられます。

季節ごとの授与品にも趣向が凝らされており、参拝のたびに異なるお守りやお札を授かることができる点も、多くの参拝者を惹きつける要因のひとつ。

また、神職の方々が参拝客一人ひとりに丁寧な挨拶をしてくれるというおもてなしの姿勢も、多くの人にとって印象深く、心を打たれるポイント。

神社で働く方々の真摯な態度は、神聖な空気を一層強く感じさせ、参拝の時間をより特別なものにしてくれます。

これらの特徴から、宮地嶽神社は単なる参拝の場ではなく、「五感で感じる神秘の体験」ができる場所として、多くの参拝者に愛され続けているのです。

一歩踏み入れるだけで、日常とは違う時間が流れているかのように感じる空間は、多くの人々にとって癒しと感動を与えてくれる存在なのです。

奥の宮八社

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社の本殿の背後には、「奥の宮八社」と呼ばれる神聖なエリアが広がっています。この八つの社はそれぞれ異なる神様を祀っており、一社ずつ参拝することで「大願が叶う」と古くから信じられています。

この八社を巡る「奥の宮八社巡り」に挑戦する方は後を絶ちません。特に願いごとが複数ある方や、心をリセットしたいときには最適なルートです。

祀られている神様は、七福神社(福運)、稲荷神社(商売繁盛・五穀豊穣)、不動神社(厄除け)、万地蔵尊(子供の守護)、恋の宮(恋愛成就・婦人病平癒)、三宝荒神(台所の守り神)、水神社(豊かな水の恵み)、薬師神社(病気平癒)と、それぞれに明確なご利益があります。

参拝者は自身の悩みや願いごとに合わせて祈願することができ、複数の願いを一度にかなえるような気持ちで参拝できます。

不動神社は、古墳の中に社があり、神秘的な雰囲気が漂う場所。この古墳は「地下の正倉院」とも呼ばれ、数多くの貴重な埋蔵品が発見され、20点以上が国宝に指定されているという歴史的価値の高いスポットでもあります。

内部はひんやりとしており、静寂の中で祈りを捧げることができる特別な空間。

奥の宮八社巡りを終えた後には、自然に囲まれた空間でのんびりとしたひとときを過ごすこともおすすめ。木々のざわめきや鳥のさえずりに耳を傾けながら、心身ともにリフレッシュすることができます。

巡礼の達成感とともに、深い精神的な充足感を味わえるこの体験は、日常ではなかなか得られない貴重な時間となるでしょう。

奥の宮八社を巡ることで、ただ単にご利益を得るだけでなく、歴史や文化、自然の美しさに触れながら、自身の心と向き合う時間を持つことができます。

静かな森の中を歩きながら、一社一社に祈りを捧げる体験は、日常では味わえない深い癒しと浄化の感覚を与えてくれるでしょう。各社には個性豊かな御朱印も用意されており、記念として集める楽しさもあります。

授与品

宮地嶽神社 何の神様
宮地嶽神社 公式HP

宮地嶽神社では、訪れるたびに楽しみになるような多種多様な授与品が揃っています。中でも特に人気なのが、季節ごとに変わる「月授与品」。

これは毎月1日に数量限定で授与される特別なお守りや縁起物で、春は「お花雛」、夏には「七夕願い笹」など、その時期ならではの風情が感じられるデザインや意味が込められています。

これらの授与品は、神職や巫女によって一つひとつ丁寧に奉製されており、持つ人に幸せや健康、商売繁盛などのご利益をもたらすとされています。

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社で特に人気のある授与品に、「叶お守り」と「勝お守り」があります。これらのお守りは、それぞれ特定の願いごとに対して強いご利益があるとされ、参拝者にとって大きな魅力となっています。

「叶お守り」ですが、これは願いを形にするという意味合いが込められたお守りで、恋愛や仕事、学業などさまざまな願望成就をサポートしてくれるもの。

デザインには「口」と「十」が描かれており、組み合わせると「叶」という字になる点が特徴。これは「言葉にして願えば叶う」というメッセージが込められており、多くの人々が自分の夢や目標を意識的に言葉に出して祈願するきっかけにもなっています。

「勝お守り」は試験やスポーツ、大事な勝負ごとに向けたお守り。特に受験生やアスリートから高い支持を得ており、「自分に勝つ」「勝負に勝つ」といった前向きなエネルギーを授けてくれる存在とされています。

お守りには力強い文字と図案が施されており、持っているだけで気持ちが引き締まると感じる方も少なくありません。

宮地嶽神社 何の神様
宮地嶽神社 公式HP

他にも定番のお守りとしては「花まもり」や「幸せ肌守」が挙げられます。「花まもり」は色ごとにご利益が異なり、赤は恋愛成就、緑は就職成就など、自分に合った色を選ぶ楽しさがあります。

いずれも手のひらサイズで持ち歩きやすく、旅行や試験、仕事の際のお守りとして重宝されています。

宮地嶽神社 何の神様
宮地嶽神社 公式HP

授与品はお守りだけでなく、おみくじの種類も豊富。特に「七福神みくじ」や「招き猫みくじ」は、運試しとしてだけでなく、引いた後も飾って楽しめる可愛らしいデザインで、多くの参拝者に好評です。

七福神それぞれにちなんだ小さな置き物が付属しており、自分に合った神様とのご縁を感じることができるのも魅力の一つ。

宮地嶽神社の授与品は、単なるお守りやおみくじを超えて、心を癒し願いを託すための「縁」の象徴として、多くの人々に親しまれています。

参拝の記念や大切な人への贈り物としても最適で、訪れるたびに新しい発見と楽しみを提供してくれるでしょう。

宮地嶽神社は何の神様を祀る:訪問に際して

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社の光の道

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社の「光の道」は、毎年2月下旬と10月下旬にだけ見ることができる特別な自然現象。

神社の石段から玄界灘へと一直線に伸びる参道が、夕陽と完全に重なり合い、まるで道全体が光り輝いているように見えることからその名が付けられました。

特定の時期・気象条件・時間帯が揃ったときにしか見ることができないため、「奇跡の夕陽」とも称され、多くの人々を魅了します。

光の道を見るには、無料の一般観覧席か、事前予約が必要な有料の特別観覧席のどちらかを選ぶことになります。無料席は当日配布の整理券制で、非常に競争率が高く、早朝から並ぶ方も少なくありません。

一方、有料の祈願特別席では、ご祈祷を受けた上で石段上部に設けられた絶景スポットに案内され、より落ち着いた環境で夕陽を楽しむことができます。

単なる夕焼けの風景にも思えますが、光の道は天候や太陽の位置など、いくつもの条件が整って初めて現れる、まさに一期一会の絶景。

その光景に出会えたとき、まるで天と地が繋がったような神秘的な感動を味わうことができ、多くの人が「見るだけで運が開ける」と感じるほどのインパクトがあります。

光の道が見られる時期には「夕陽のまつり」も開催され、神社全体が幻想的な雰囲気に包まれます。参道には竹灯が灯され、厳かな空気の中で行われる祭典や祈祷は、まさに心に残る体験となるでしょう。

夕陽だけでなく、神事としての意味合いも持つこのイベントは、自然と信仰が交差する特別な時間として、訪れる人々の記憶に深く刻まれます。

宮地嶽神社の光の道は、ただの観光スポットにとどまらず、神社の本質である「祈り」と「自然の恵み」が融合した象徴的な存在として、多くの人々の心をつかんでいるのです。

参拝方法

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社を訪れた際には、正しい参拝方法を知っておくとより一層心が整い、神様とのつながりを深く感じられます。

まず、神社の鳥居をくぐる前には一礼を。これは神様の領域に入ることへの敬意を表す行為。鳥居をくぐった後は、参道の中央ではなく、端を歩くのが礼儀とされています。中央は神様の通り道とされているからです。

最初は手水舎(ちょうずや)で手と口を清めることから。手水の作法は、右手で柄杓(ひしゃく)を持って左手を清め、次に左手で柄杓を持ち替えて右手を清め、その後、左手に水を受けて口をすすぎます。

最後にもう一度左手を清め、柄杓の柄を立てて残った水で柄を洗い流します。この一連の流れを丁寧に行うことで、心身ともに清められた状態で参拝に臨めます。

拝殿の前に立ったら、お賽銭を入れ、鈴を鳴らして神様にご挨拶します。基本的な参拝作法は「二礼二拍手一礼」。深くお辞儀を二回行い、両手を胸の高さで二回打ち鳴らし、最後にもう一度深くお辞儀をします。

このとき、自分の願い事だけでなく、日々の感謝を伝えることも忘れないようにしましょう。

宮地嶽神社では季節に応じて特別な祭事やご祈祷も行われており、これらに参加することでより深い体験が得られます。特に初詣や節分、例大祭などは多くの人が訪れる人気の行事です。

参拝を終えたあとは、再び鳥居をくぐる前に一礼をして神域を離れます。こうして一つひとつの所作を大切にすることで、神聖な気持ちを保ったまま日常へ戻ることができるでしょう。

見どころ

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社には、参拝以外にも楽しめる魅力的なスポットが数多く存在します。中でも特に注目されるのが、拝殿前に掲げられている巨大な「大注連縄」。

長さ11メートル、重さ3トンを誇るこの連縄は毎年架け替えられ、日本一の大きさとされており、圧倒的な存在感を放っています。写真映えすることでも有名で、多くの参拝者が記念撮影を楽しんでいます。

また、境内には樹齢数百年といわれるご神木があり、木の根元に手を当ててパワーを感じる方も少なくありません。自然の力強さと神聖さが融合した空間は、訪れる人々に心地よい静けさを与えてくれます。

宮地嶽神社は高台に位置しているため、境内からの景色も見逃せません。特に「光の道」の季節には、参道の延長線上に夕日が沈む絶景を見ることができ、まるで自然と神様が一体となったかのような神秘的な風景に出会えます。

他にも、恋愛成就のご利益があるとされる「恋の宮」や、境内の奥にひっそりと佇む「不動神社」など、小さな発見が次々と現れるのも魅力。

どのエリアもそれぞれに物語があり、歩いて巡るだけで心が洗われるような気持ちになります。

神社周辺にある茶屋やお土産屋に参拝の後に立ち寄って、名物の松ヶ枝餅や地元の特産品を味わうのも楽しみのひとつ。

境内の歴史と自然を満喫しながら、地元の文化にも触れられる宮地嶽神社の見どころは、訪れるたびに新たな感動をもたらしてくれます。

宮地嶽神社への行きかた

宮地嶽神社 何の神様

宮地嶽神社へは、福岡市内から電車とバス、または車でアクセスすることが可能。最も一般的なルートは、JR博多駅から鹿児島本線に乗り、約30分で「福間駅」へ。

そこから西鉄バスに乗り換え、約10分ほどで「宮地嶽神社前」バス停に到着。バス停からは徒歩5分程度で神社の参道に到着できます。

車を利用する場合は、九州自動車道「古賀IC」または「若宮IC」から約20分の距離にあります。境内には駐車場も完備されており、混雑時を除けば比較的スムーズに利用することができます。

「光の道」が見られる時期には混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめ。

観光を兼ねて訪れる方には、周辺の観光地とセットで巡るプランも人気。近隣には海岸やカフェ、地域の物産を楽しめるスポットも点在しており、一日を通して楽しめるエリアとなっています。

アクセス方法は豊富で計画も立てやすいため、初めて訪れる方でも安心して参拝に向かうことができます。事前にルートを調べておくことで、よりスムーズで快適な参拝が実現できるでしょう。

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