【厳島神社は満潮と干潮のどっちがいい?】参拝の楽しみ方を徹底解説

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厳島神社は、日本三景の一つに数えられる広島県の宮島にあり、世界遺産にも登録された歴史ある神社。約1400年の歴史を持つ厳島神社は、海上に浮かぶようなその独特な建築様式が特徴で、訪れる人々を魅了します。

この記事では、厳島神社とはどのような神社なのか、また世界遺産に選ばれた理由やそのユニークな点について詳しくご紹介します。

厳島神社は満潮と干潮の時間により表情が変わり、満潮時の神秘的な景観や、干潮時に大鳥居まで歩いて近づける特別な体験が楽しめることが大きな魅力。

どのような時間帯に訪れるとより良い体験ができるのか、何センチまで歩いて行けるのかなど、気になるポイントについても解説します。

さらに、最適な参拝の時間やアクセス法、周辺の見どころもあわせてご案内しますので、厳島神社を訪れる際の参考にしてください。

本記事の内容

  • 厳島神社は満潮・干潮どちらの時間帯にも異なる魅力がある
  • 満潮時には海上に浮かぶような厳島神社の幻想的な風景を楽しめる
  • 干潮時には大鳥居まで歩いて行き、間近でその迫力を体感できる
  • 潮のタイミングや参拝のベストな時間帯を事前に確認する方法
目次

厳島神社は満潮と干潮のどっちがいい?:その概要

厳島神社 満潮干潮 どっちがいい

厳島神社とは

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厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県の宮島(正式には「厳島」といいます)に位置する、約1400年の歴史を持つ神社です。日本三景の一つに数えられる宮島にあり、海上に浮かぶように建てられたその独特の景観で、昔からたくさんの人を惹きつけてきました。

創建はなんと593年、推古天皇の時代だと伝えられています。そこから時代が下り、平安時代末期に平清盛によって現在のような美しい寝殿造り(平安貴族のお屋敷のようなスタイル)の社殿が整えられました。

海上に立つ朱色の大鳥居は、厳島神社のシンボルとしてあまりにも有名ですよね。国内外から訪れる観光客にとって、絶対に外せない絶好のフォトスポットです。

厳島神社がほかの神社と決定的に違うのは、なんといっても「海上建築」という点。でも、なぜわざわざ海の上に建てたのか気になりませんか?

実は、古くから宮島という島そのものが「神様が宿る神聖な島」として信仰されてきたんです。神様である島の土を削ったり、木を切ったりして傷つけるのは恐れ多いと考えた昔の人たちは、島の自然に手を加えるのを避けるため、波打ち際の海上に社殿を築きました。自然への深いリスペクトから生まれた形というわけですね。

そのため、厳島神社は満潮時には海上に浮かんでいるかのように見え、干潮時には鳥居まで歩いて行けるという、潮の干満によってガラッと表情が変わる神秘的な景観が楽しめます。この海の上に浮かぶような構造は、古代から現代まで多くの参拝者の心をつかんで離しません。

厳島神社の御祭神(祀られている神様)は、「宗像三女神(むなかたさんじょし)」と呼ばれる三柱の女神様。市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)です 。

この女神様たちは海の神様であり、航海や交通安全の神様として信仰されています。また、「道主貴(みちぬしのむち)」という、あらゆる「道」を司る最高位の神様でもあるんです。

人生もひとつの「道」と考えると、ここで祈願することで人生が良い方向へ導かれるようなご利益が期待できそうですよね。広島周辺の漁師さんや船乗りはもちろん、人生の岐路に立つ多くの人が足を運ぶ理由がよくわかります。

厳島神社は単なる神社にとどまらず、能や舞楽などの伝統文化が今も生きづいている場所でもあります。とくに有名なのが「管絃祭(かんげんさい)」。これは平安時代から続く神事で、優雅な雅楽を船の上で奏でながら大鳥居をくぐる伝統行事です。

平安貴族の風雅な遊びを今に伝え、毎年多くの観光客がそのゆったりとした空気を楽しみに訪れます。神聖さ、圧倒的な歴史的価値、そして芸術文化が見事に重なり合った、本当に特別な場所なんですよ。

世界遺産に選ばれた理由

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厳島神社は1996年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。選ばれた理由は、その建築の美しさ、歴史の深さ、そして自然の景観と一体化した価値が世界的に高く評価されたからです。

第一の理由は、やはりその圧倒的な「建築美」。寝殿造りの海上社殿は、満潮時には水面にポッカリと浮かぶかのような幻想的な姿を見せてくれます。

一方で干潮時には海底が現れ、私たちは大鳥居の足元まで歩いていくことができる。このダイナミックな景観の変化を直接体感できる場所は、世界中を探してもそうそうありません。

また、建物の構造自体がすごいんです。波の衝撃や台風に対する強い耐久性を持たせるための工夫が随所に凝らされており、日本の木造建築として非常に珍しく、かつ高度な技術が使われているため、ユネスコからも「これは人類の宝だ」と認められました。

文化的な側面でも大きな意味を持っています。平安時代末期、あの平清盛が厳島神社を深く信仰し、安芸守(あきのかみ)という役職に就いた際、社殿を大々的に整備しました。清盛は単なる信仰心だけでなく、瀬戸内海の制海権を握り、地域支配を強固にするための政治的な意図も持っていたとされています。

清盛の力によって厳島信仰が全国に広がり、平家一門が奉納した国宝「平家納経(へいけのうきょう)」と呼ばれる全33巻の経巻など、極めて貴重な宝物も残されています。その後も歴史上の偉人たちに守られてきたことは、日本史を語る上で欠かせない要素です。

さらに、厳島神社は「自然と人間の調和」を完璧に体現している存在としても評価されています。先ほどお話ししたように、宮島そのものが「神の島」として信仰されてきたため、島の自然環境に手を加えることなく、海の上に社殿を築きました。

背後にそびえる弥山(みせん)の豊かな原始林の緑と、青い海、そして朱色の社殿のコントラスト。自然を尊重しながら、人々が神様を敬うための祈りの場を築き上げたこのスタイルは、まさに自然と文化の奇跡的な融合です。

厳島神社は、ただ古い建物が残っているだけではなく、自然のサイクル(潮の満ち引き)と共に生き続けている生きた遺産だからこそ、世界中の人々に感銘を与え続けているんですね。

厳島神社のユニーク性

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厳島神社のユニークさは、「海上に浮かぶ神社」という特異な構造に尽きます。日本全国に神社は星の数ほどありますが、時間帯によって海に浮かんだり、海底を歩けたりする景観は、ここだけの特別なもの。

とくに圧倒されるのが、厳島神社のシンボルである「大鳥居」。現在の大鳥居は平安時代から数えて8代目(初代から数えると9代目とも言われます)で、明治8年(1875年)に再建されたものです。高さ約16.6メートル、重さはなんと約60トン。これだけ巨大な建造物が海の中にあると、「波や台風でどうして倒れないの?」と不思議に思いませんか?

実はこの大鳥居、海底の土に深く埋められているわけではないんです。自分の重さ(自重)だけで立っているというから驚きですよね。倒れない秘密は、鳥居の上部にあります。「笠木(かさぎ)」や「島木(しまぎ)」と呼ばれる一番上の横柱が箱状になっていて、その中に約7トン分もの石が重りとして詰め込まれているんです。

これで重心を下げて、波や風の揺れに耐えています。さらに、鳥居の柱を支えるために、海底には「千本杭(せんぼんぐい)」と呼ばれる松の丸太が数十〜数百本も打ち込まれて地盤を固めています。現代の基礎工事に通じるような技術が、昔から使われていたかと思うとロマンを感じますよね。

また、足元を前後の控柱で支える「両部鳥居(りょうぶとりい)」というスタイルを採用しており、6本の柱が協力して横からの強い力にも耐える構造になっています。柱の木材には、比重が重く、腐りにくく虫に強いクスノキが使われています。

現在の主柱は、宮崎県と香川県からわざわざ運ばれてきた巨木を継ぎ合わせて作られているんですよ。干潮時に近づいたときは、ぜひこの太いクスノキの柱を間近で観察してみてください。

もうひとつ注目してほしいのが、朱色の柱が美しい「東廻廊」と「西廻廊」という廊下部分です。ここを歩くときは、ぜひ足元を見てみてください。床板の間に、わざと少し隙間が開けられているのがわかるかと思います。

これは「目透し(めすかし)」と呼ばれるスリット構造の工夫。台風や大潮で海面が上がったときに、下から突き上げる波の圧力をこの隙間から逃がすことで、建物が浮き上がったり倒壊したりするのを防いでいるんです。もし隙間なく板が張られていたら、あっという間に壊れてしまうでしょう。

ちなみに、この回廊の柱と柱の間の長さは8尺(約2.4メートル)、そして間数(柱の間の数)は東西合わせて108間あると言われています。108といえば、除夜の鐘でおなじみの「人間の煩悩の数」。参道を照らす石灯籠も108基あるとされており、歩くごとに心が洗われていくような仕掛けが隠されているんです。

そして、神社の中央付近にある「高舞台(たかぶたい)」。ここは大阪・四天王寺の石舞台、住吉大社の石舞台と並んで「日本三舞台」の一つに数えられる国宝です。背後にそびえる大鳥居を借景に、ここで舞楽が披露される姿は、まさに時代を超えた雅な空気をまとっています。

このように、厳島神社は単に美しいだけでなく、自然の猛威と上手に付き合うための建築技術や、意味が込められた設計がぎっしり詰まった、知れば知るほど面白い場所なんですよ。

満潮と干潮の時間

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厳島神社の魅力を120%楽しむためには、満潮と干潮の時間帯を把握しておくことが絶対に欠かせません。潮の満ち引きは約6時間サイクルで繰り返されるため、1日のうちで海の高さがどんどん変わっていきます。

宮島観光において、潮の高さ(潮位)にはいくつか覚えておきたい重要な数字があります。これを知っておくだけで、現地での行動がグッとスムーズになりますよ。

潮位の目安厳島神社の状態・見え方
385cm以上回廊部分が海水に浸かり、安全のために神社が閉鎖される可能性が高い危険な水位です。
360cm前後回廊や足元に海水が入り始めます。状況によっては拝観制限がかかることがあるので注意が必要です。
250cm以上社殿全体が海に浮かんでいるように見える「海上社殿」の景観が完成します。写真撮影に最適です。
100cm以下海水が引き、大鳥居の足元まで歩いて近づけるようになります。大鳥居の真下に行きたいならこの時間帯です。
40cm以下砂浜が広く現れ、靴が濡れるのをあまり気にせずに大鳥居まで快適に歩くことができます。潮干狩りも可能な水位です。

潮位の予測は、宮島観光協会の公式サイトの「潮汐表(ちょうせきひょう)」でいつでも確認できます。旅行の日程が決まったら、まずはこのサイトで「自分が滞在する時間は潮位が何センチくらいか」をチェックするクセをつけておくと失敗しません。

満潮時の魅力

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厳島神社の満潮時の魅力は、なんといっても神社全体が海に浮かんでいるように見える、その絵画のような美しさです。「これぞ厳島神社!」という景色が見たいなら、満潮時(潮位250cm以上)が一番のおすすめです。

潮が満ちてくると、朱色の社殿がキラキラ光る青い海に反射し、背後にある弥山の豊かな緑や青空とのコントラストが際立ちます。とくに風が少なくて波が穏やかな日は、海面が鏡のようになり、上下対称の美しい姿を見せてくれるんです。

回廊を歩いていても、板の隙間からすぐ下で波がちゃぷちゃぷと揺れるのが見えて、まるで海の上を散歩しているような不思議な感覚を味わえますよ。満潮時の大鳥居も見逃せません。海水にポツンと浮かぶ巨大な鳥居は、孤高でありながらも圧倒的な存在感があります。

さらにロマンティックな景色を求めるなら、夕暮れから夜にかけての満潮時がベストタイミングです。沈んでいく夕陽が海面と大鳥居をオレンジ色に染め上げる光景は、息を呑むほどの美しさ。

日が落ちた後にはライトアップが行われ、暗闇の中に朱色の社殿や大鳥居がふわりと浮かび上がります。昼間の賑わいとはうってかわって、静寂に包まれた厳粛な雰囲気が漂い、心がスッと洗われるような時間を過ごせるはず。

写真撮影がメインの方や、「ザ・宮島」の絶景を心に焼き付けたい方は、ぜひ満潮時を狙ってみてください。

干潮時の魅力

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一方、干潮時の厳島神社では、満潮時とはまったく違う「体験型」の楽しみ方が待っています。潮が引いて海面が下がると(潮位100cm以下)、さっきまで海だった場所に広大な砂浜が現れ、大鳥居の根元まで自分の足で歩いていくことができるんです。

普段は遠くから眺めるだけの大鳥居ですが、真下まで行ってみると、その巨大さに圧倒されます。見上げると首が痛くなるほどの高さがあり、柱を触ってみるとゴツゴツとしたクスノキの木目や、海水に浸かっていた証拠であるフジツボや貝殻が付着しているのがわかります。

「自然の猛威に耐えて、こんな巨大なものが自力で立っているんだ」という歴史の重みを、肌で感じられる貴重なチャンスです。

干潮時にしか見られない境内の見どころとして、もうひとつ忘れてはいけないのが「鏡池(かがみのいけ)」です。潮が引くと、厳島神社の境内の海底に、丸い池のようなものが3箇所(客神社近く、東廻廊の揚水橋横、西廻廊の天神社南側)現れます。

これは単なる水たまりではなく、海底から真水が湧き出している神聖な場所なんです。秋の名月が水面に鏡のように美しく映ったことから、その名がついたと言われています。

この鏡池の近くには「卒塔婆石(そとばいし)」と呼ばれる石があります。これには平安時代の悲しいストーリーが隠されているんです。

平家討伐の陰謀(鹿ヶ谷の陰謀)に関わったとして、平康頼(たいらのやすより)という人物が遠く離れた鬼界ヶ島(現在の硫黄島)に流罪にされてしまいました。康頼は都に残した年老いた母を思い、望郷の和歌を書いた1000本の卒塔婆(そとば)を海に流しました。

そのうちの1本が、なんと遠く離れたこの厳島神社の池に流れ着いたのだとか。それがきっかけで康頼は許されて都に戻ることができたと伝えられています。歴史のロマンを感じるエピソードですよね。

境内には、都に戻れた康頼が感謝を込めて奉納した厳島神社最古の「康頼燈籠」も残されています。このように、干潮時は大鳥居に近づけるだけでなく、潮が引いたからこそ現れる歴史的な見どころを探す宝探しのような楽しみ方ができます。

「神社の裏側や構造、歴史の小ネタが好き」という方には、干潮時の参拝がぴったりかと思います。

厳島神社は満潮と干潮のどっちがいい?おすすめの参拝時間

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潮位何センチまで歩いて行ける?

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先ほども少し触れましたが、厳島神社の大鳥居まで歩いて行ける目安は、潮位が100センチ以下のとき。公式サイトの潮汐表を見て、100センチを下回る時間帯があればチャンスです。

ただし、100センチぴったりだとまだ波打ち際が近かったり、ところどころ水たまりがあったりして、足元がぬかるんでいることが多いです。もし「お気に入りのスニーカーを絶対に汚したくない!」という場合は、潮位がもっと下がる時間(できれば40センチ以下)を狙うと、砂浜がしっかり露出していて歩きやすくなります。

干潟を歩くときは、どうしても砂や海水で靴が汚れやすくなります。できれば汚れてもいい歩きやすい靴や、洗いやすいスポーツサンダルなどで行くのがおすすめです。ヒールのある靴だと砂にズブズブと沈んでしまって歩きにくいので、避けた方が無難ですよ。

ちなみに、日によっては「一日中潮位が100センチ以下にならない日」というのも存在します。旅行日がそういう日に当たってしまった場合は、残念ながら大鳥居まで歩くことはできません。どうしても歩きたいなら、旅行の日程を決める前に必ず潮汐表をチェックしてくださいね。

何時に参拝するのがいいのか

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「満潮も干潮も、どっちも魅力的すぎて選べない!」そんなあなたへの最適解は、「宮島に4〜6時間ほど滞在して、満潮と干潮の両方の景色を楽しむ」というプラン。

潮の満ち引きは約6時間サイクルで入れ替わるので、半日滞在すればほぼ確実に両方の顔を見ることができるんですよ。たとえばこんなモデルコースはいかがでしょうか。

午前中の「満潮時(潮位250cm以上)」に合わせて宮島に到着し、まずは海に浮かぶ美しい厳島神社を参拝しながら写真を撮ります。その後、お昼に商店街で名物のあなごめしを食べたり、ロープウェーで弥山(みせん)に登って絶景を楽しんだりして数時間過ごします。

そうして午後、潮が引いて「干潮時(潮位100cm以下)」になったタイミングで再び大鳥居のところへ戻り、今度は砂浜を歩いて真下から迫力を体感する。これなら、宮島の魅力を余すところなく味わえますよね。

もちろん時間が限られている場合は、「どうしても写真映えする海に浮かぶ姿が見たいから満潮重視」「絶対に大鳥居に触ってみたいから干潮重視」と、自分の直感に従って選んでみてください。どちらを選んでも、後悔しないだけの感動が待っていますよ。

訪れるのに適した時期

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厳島神社を訪れるのに最も人気があるのは、ズバリ「春」と「秋」。春は桜が咲き誇り、秋は紅葉が宮島全体を真っ赤に染め上げます。とくに秋の紅葉シーズンは、島内の「紅葉谷公園」周辺が鮮やかに色づき、朱色の社殿と見事なハーモニーを奏でます。

気候的にも歩きやすく、干潟を散歩したり、弥山をトレッキングしたりするのには最高のシーズン。ただし、一番混雑する時期でもあるので、フェリーやお店の待ち時間には余裕を持っておきましょう。

夏は海からの風が心地よく、日差しを浴びた海面の青さが一層引き立ちます。伝統神事である「管絃祭」など、活気あるイベントが多いのも特徴です。ただ、日差しを遮る場所が少ないため、帽子や日傘、こまめな水分補給といった暑さ対策は必須ですよ。

一方で「冬」は、寒さこそ厳しいものの、空気が澄んでいるため遠くまで景色がはっきりと見え、写真撮影には隠れたベストシーズンなんです。観光客も比較的少ないので、静寂の中でゆっくりと自分のペースで参拝したい人には穴場的な時期。

運良く雪が降れば、真っ白な雪化粧をまとった社殿という、この世のものとは思えないほど幻想的な風景に出会えるかもしれません。どの季節に行っても、その時期ならではの美しさで私たちを迎えてくれるのが、厳島神社の懐の深さですね。

満潮時の参拝法

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満潮時の厳島神社は、ただ眺めるだけでも十分美しいですが、さらに一歩踏み込んだ楽しみ方があります。

ひとつは、回廊を歩くときの「視線の工夫」です。朱色の回廊を歩きながら、ふと視線を落としてみてください。先ほど説明した「目透し」の隙間から、ひたひたと打ち寄せる海面が見えます。

波の音を間近で聞きながら、海の上に浮かぶ回廊をゆっくりと進む感覚は、ほかの神社では絶対に味わえません。

もうひとつのおすすめは、海の上から大鳥居にアプローチすること。満潮時には、手漕ぎの「ろかい舟」や小型の遊覧船が運航しており、大鳥居のすぐ近くまで船で近づくことができます。

干潮時に歩いて近づくのとはまた違い、船の上から見上げる大鳥居は、海の広大さと相まってものすごい迫力。大鳥居の下を船でくぐり抜ける瞬間は、まるで神様の世界に直接お邪魔するような神聖な気持ちになりますよ。

また、日が落ちたあとの「ナイトクルーズ」も大人気です。ライトアップされた大鳥居に海側から近づく体験は、とてもロマンティックで思い出に残ること間違いなしです。

アクセス法

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JR西日本 宮島フェリーHP

厳島神社のある宮島は離島なので、アクセスには必ずフェリーを使います。広島駅からJR山陽本線で約30分、「宮島口駅」で降りて、そこから徒歩約6分でフェリー乗り場(宮島口桟橋)に到着します。

ここで多くの人が迷うのが、「フェリーが2種類あるけど、どっちに乗ればいいの?」という問題。宮島口からは「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船(まつだいきせん)」の2社が運航しています。

運賃や所要時間(約10分)はどちらもほぼ同じですが、観光で行くなら「JR西日本宮島フェリー」に乗るのが断然おすすめ。なぜかというと、JRのフェリーは日中(9:10〜16:10の間)に「大鳥居便」という特別なルートを毎日運航しているからなんです。

この時間帯のJRフェリーは、宮島に向かう途中でわざわざ大鳥居の近くに大きく迂回してくれます。そのため、海側から厳島神社と大鳥居が正面に重なる、ものすごく綺麗でレアなアングルから写真が撮れるんです! 特別な追加料金も一切かかりません。

乗船したら、迷わず「進行方向の右側(宮島に向かって右側)」の場所をキープしてくださいね。ここが大鳥居を撮影するための特等席です。

どちらのフェリーもSuicaやICOCAなどの全国の交通系ICカードでそのまま乗船できるので、わざわざ切符を買う列に並ぶ必要はありません。ただし、2023年秋から「宮島訪問税(100円)」が運賃に上乗せして徴収されるようになったため、ICカードの残高は少し余裕を持っておくと安心です。

宮島に到着したら、フェリーターミナルから厳島神社までは海沿いを歩いて約10分。道中には鹿がたくさんいて、お土産屋さんや牡蠣の焼けるいい匂いが漂う「表参道商店街」が広がっています。景色や買い物を楽しみながら向かえば、あっという間に到着しますよ。

周辺の観光ガイド

厳島神社 満潮干潮 どっちがいい

厳島神社の参拝が終わったら、そのまま帰ってしまうのはもったいない! 宮島には1日では回りきれないほど、魅力的なスポットがたくさんあるんです。

1. パワースポットの宝庫「弥山(みせん)」
厳島神社の背後にそびえる標高535メートルの山です。弘法大師(空海)が開いたとされる霊山で、頂上からは瀬戸内海の島々が浮かぶパノラマ絶景が見渡せます。「消えずの火」や奇岩群など、神秘的なスポットが点在しています。

歩いて登ることもできますが、途中までは「宮島ロープウェー」を使えば気軽にアクセスできるので、体力に合わせて選んでみてください。

2. 歴史と仏教美術に触れる「大聖院(だいしょういん)」
宮島で最も古い歴史を持つ寺院です。厳島神社のすぐ近くにありながら、少し奥まった場所にあるためとても静かで落ち着いた雰囲気。願い事をひとつだけ叶えてくれる「一願大師」や、チベット仏教の砂曼荼羅など、見どころが豊富です。厄除けや開運のパワースポットとしても人気があります。

3. 絶対食べたい!宮島グルメ
宮島といえば、やっぱり「牡蠣(かき)」と「あなごめし」。表参道商店街には、店頭で殻付きの焼き牡蠣を食べさせてくれるお店がたくさん並んでいます。焼きたてのアツアツにレモンを絞って食べると、海のミルクの濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。

また、「うえの」などに代表されるフワフワのあなごめしや、食べ歩きにぴったりの「揚げもみじ(もみじ饅頭を揚げたもの)」も絶対に外せない絶品グルメです。

厳島神社を中心に、自然、歴史、そして美味しいものを一日かけてたっぷり満喫してくださいね。

まとめ:厳島神社は満潮と干潮のどっちがいい?

いかがでしたでしょうか。厳島神社は「満潮」と「干潮」、どちらの時間帯に行ってもまったく違う感動を与えてくれる特別な場所です。

海に浮かぶ幻想的な景色を写真に収めたいなら「潮位250cm以上の満潮時」、大鳥居の足元まで歩いてその巨大さを体感したいなら「潮位100cm以下の干潮時」を狙うのがベスト。

もしスケジュールに余裕があるなら、4〜6時間ほど滞在して、美味しいものを食べたり弥山に登ったりしながら、満潮と干潮の「両方の顔」を楽しむのが一番のおすすめプランですよ。

まずは旅行の日程が決まったら、宮島観光協会のサイトで「潮汐表」をチェックして、あなたの見たい景色に合わせた素敵な計画を立ててみてくださいね。きっと、一生忘れられない素晴らしい旅になるはずです!

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