【天岩戸神社は気持ち悪い?】伝説の地に漂う霊的なエネルギーの正体とは

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神様が天岩戸と呼ばれる洞窟にお隠れになったという伝説で有名な天岩戸神社。実際に洞窟を観覧したいと、多くの参拝者や観光客を集める人気の神社です。

ただ、この天岩戸神社について調べてみると、「気持ち悪い」というネガティブなワードが同時に出てきて驚いた方もいるかもしれません。実際にこの神社を訪れた人の中には、思わずそう感じてしまったという声もあるようです。

歴史のある由緒正しい神社が気持ち悪いとは一体どういうことなのでしょう。訪問してみたいけど気になる、という人が多いのではないでしょうか。

この記事では、天岩戸神社が「気持ち悪い」と言われる背景や、そこに秘められた神話的魅力、参拝方法やアクセス、各スポットの見どころまで詳しく紹介。

初めて訪れる方でも安心して参拝できるよう、わかりやすく解説していきます。訪問の際の参考にしていただければ幸いです。

本記事の内容

  • 「気持ち悪い」と感じられる霊的な理由と背景
  • 天岩戸神社の神聖性と神話との関係
  • 神社周辺の空気感や自然環境が与える心理的影響
  • 参拝時の注意点や過ごし方のポイント
目次

天岩戸神社は気持ち悪い:その背景

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸神社とは

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸(あまのいわと)神社とは、古事記や日本書紀といった日本最古の歴史書に記された「天岩戸伝説」の舞台となる神社であり、宮崎県西臼杵郡高千穂町に鎮座しています。

単なる歴史的観光地ではなく、日本神話の核心に触れることができる特別な場所であり、神話の世界を実際の風景として体験できる希少な神社。

この神社は、西本宮と東本宮という二つの社から構成されており、それぞれに深い神話的意味と歴史が刻まれています。

西本宮では、天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟・須佐之男命(すさのおのみこと)の乱行に怒り、天岩戸と呼ばれる洞窟にお隠れになったという神話の場面を象徴する「天岩戸」そのものをご神体として祀っています。

一方、東本宮は天照大神が岩戸から出た後に初めて住まわれたとされ、神話の続きの場面を体感できる場所。

さらにこの神社の特筆すべき点は、神職の案内によるツアーに参加することで、普段は立ち入ることのできない遥拝所から「天岩戸」を実際に目にすることができること。

この遥拝所は撮影禁止区域となっており、外部からの視線を遮断することで、訪れる人々に神聖で静寂な雰囲気を提供しています。

ここで体感する空気感は、まるで神話の世界に入り込んだかのような神秘性を帯びており、多くの参拝者にとって忘れられない体験となることでしょう。

天岩戸神社の境内には、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が踊りを披露して天照大神の気を引いたとされる神話を再現した像や、神楽の奉納が行われる神楽殿もあり、日本の伝統文化や信仰儀礼が現代にも脈々と受け継がれている様子を目の当たりにできます。

天岩戸神社は神話と現実が交差する神秘的な空間であり、日本人の精神性や自然観、宗教観を体現する場所。

観光目的だけでなく、人生の節目での祈願、心身のリフレッシュ、あるいは神話の学びの場としても高い価値を持っており、多くの人々にとって心に残る大切な訪問先となることでしょう。

御祭神とご利益

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸神社は多くの神々が祀られることで、非常に幅広いご利益が期待できる神社。太陽神・天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)を主祭神としており、厄除けや開運、心の浄化などに強い霊験があるとされています。

この神社は、西本宮と東本宮の両方で天照皇大神を祀っています。西本宮では「大日霎尊(おおひるめのみこと)」という別名で祀られている点が特徴的。

これは神話において、天岩戸にお隠れになった神そのものであり、太陽が失われた世界を象徴。

対して、東本宮は、天照皇大神が岩戸から出た後に最初に住まわれたとされる地に建てられており、再生や新たな始まりを象徴すると解釈されています。

その他に天岩戸の神話に登場する他の神々も配祀されています。例えば、天鈿女命(あめのうずめのみこと)は芸能や表現力を司る神として知られ、女性の願い事にも効果があるとされます。

天手力男命(あめのたぢからおのみこと)は力強さや健康、スポーツの成功にご利益があり、素戔嗚尊(すさのおのみこと)は厄除けや勝負運に強い神。

大年神(おおとしのかみ)は五穀豊穣や商売繁盛の神とされ、農業や事業運を願う人々に信仰されています。日子穂穂手見命(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)の夫婦神は、良縁・安産・子宝の祈願に適しており、家庭円満を願う人々に人気。

加えて、学問の神様として有名な菅原道真公も祀られているため、受験や学業成就を願う参拝者にもおすすめです。

天岩戸神社は一柱の神だけでなく、神話の登場人物を幅広く祀ることで、人生のあらゆる局面における願い事に応えてくれる包容力を備えた神社だと言えるでしょう。

祈願内容に合わせてお参りする神を意識することで、より深い信仰体験が得られるかもしれません。

気持ち悪いの背景

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸神社が「気持ち悪い」と感じられる背景には、神域としての強い霊的エネルギーや、神話の舞台を体感するような異様な雰囲気が大きく関係しています。

こうした感覚は、決して単なる恐怖心や嫌悪感だけにとどまらず、神聖な存在に対する畏れや敬意から生まれることもあります。つまり、「気持ち悪い」という言葉には、畏怖を伴った神秘的な感情が込められているのです。

天岩戸神社を象徴する存在といえば「天岩戸」と呼ばれる洞窟。この場所は、天照大神が怒りから姿を隠したとされる神話上の重要な場面と一致しており、訪れる人々に圧倒的な存在感を与えます。

洞窟は本殿の裏手に位置し、通常の参拝では立ち入ることができませんが、神職による案内付きのツアーに参加することで拝観が可能。

実際にその場所に立つと、多くの人が空気の密度や温度、静寂さの違いを敏感に感じ取り、緊張感や胸のざわつきを覚えるといいます。

天岩戸神社の周囲には深い森や清流が広がっており、人の気配が希薄な自然の静けさが漂っています。このような空間に足を踏み入れると、まるで日常とはかけ離れた異世界に来たかのような錯覚を抱く人も。

静寂の中に突然風が吹いたり、木々がざわめいたりすると、神の存在を身近に感じて背筋が伸びるような感覚を味わうこともあるでしょう。

一方で、神話において天岩戸は「太陽の失われた世界」の象徴でもあります。天照大神が岩戸に隠れたことで世界が暗闇に包まれたというエピソードは、無意識のうちに人々に不安や恐怖といった感情を呼び起こすもの。

洞窟という閉ざされた空間の持つイメージと相まって、「不気味さ」や「気持ち悪さ」として受け止められてしまうことがあるのです。

このように、「気持ち悪い」と言われる背景には、神秘的な空間がもたらす心理的影響、霊的な気配への敏感な反応、そして神話に基づく強烈なイメージが複合的に絡み合っています。

むしろそれは単なる観光地ではない、真に神聖な空間だからこそ湧き上がる感覚であり、信仰心や自然への敬意を深める契機にもなり得るのです。

天安河原の石積みの理由

天岩戸神社 気持ち悪い

天安河原(あまのやすがわら)は、天岩戸神社の奥にある非常に神秘的で多くの参拝者を惹きつける場所。

ここは、日本神話において天照大神が天岩戸に隠れた際、八百万の神々が集まり対策を話し合ったと伝えられる「神々の会議の場」。ただの自然の渓谷ではなく、古代の神話に直結する由緒ある神聖な場所なのです。

天安河原を訪れてまず目に飛び込んでくるのは、川沿いにびっしりと積み上げられた無数の石の塔。これらの石積みは、現代の参拝者たちが自身の願いや祈りを込めて積み上げたものであり、個々の祈念が視覚的に表現されたもの。

多くの人が、小さな石をバランスよく何段にも重ね、「どうか願いが届きますように」という想いを託します。

この風習がいつから始まったかは明確には記録されていませんが、長年にわたり自然発生的に続いてきたと考えられています。

日本各地に見られる「石を積む」信仰と共通する部分も多く、「手を動かして祈りを形にする」という行為自体が、神とのつながりを深める手段として大切にされてきました。

石という自然の素材を通じて、神聖な空間と人々の思いが交差しているのです。

ただし、注意点もあります。すでに積まれている石をむやみに触ったり崩したりすることは、他人の祈りを無視する行為となるため、非常に失礼にあたります。また、記念目的や遊び半分で石を積むのは控えるべき。

真剣に祈る心があってこそ、この行為には意味があるのです。そのため、参拝の際には自分用の石を事前に拾って持参し、心を込めて積むことが望ましいとされています。

天安河原での石積みは単なる観光的なアクティビティではなく、古代神話にルーツを持ち、人々の切実な願いがこもった信仰的儀式の一つといえます。

神話の舞台を訪れ、石を一つ一つ積み上げるという行為には、自分自身と向き合い、祈りを形にするという意味があります。訪れた際には、その神聖な背景と多くの人々の思いを感じながら、静かな気持ちで行ってみてください。

撮影禁止場所

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸神社には、神聖性を保つために撮影が禁止されている場所がいくつか存在します。その中でも特に注意が必要なのが、神社の御神体が祀られている「天岩戸」と呼ばれる洞窟。

この洞窟こそが天岩戸神社の中心であり、最も神聖なエリアであるため、写真撮影は厳しく制限されています。これは単にマナーの問題ではなく、神域の穢(けが)れを防ぎ、信仰の対象を軽んじないようにするための重要な配慮です。

この撮影禁止エリアは拝殿の裏手に位置しており、普段の参拝では立ち入ることができません。しかし、神職の方による案内付きのツアーに参加すれば、その特別な空間に足を踏み入れることができます。

ツアー中は、神話に登場する「天岩戸」の実物を見ることができ、訪れる人々はその神聖な雰囲気に圧倒されます。実際にその場に立つと、空気の密度や気温の違いに気づき、まるで異世界にいるかのような不思議な感覚を覚えるといいます。

この洞窟は天照大神が弟・スサノオノミコトの乱暴なふるまいに怒り、身を隠したとされる場所で、長さ9メートル、幅18メートルという規模を誇ります。

その存在感は言葉では言い表せないほど強烈で、多くの人が感動や緊張、あるいは神聖な圧力のようなものを感じ取ります。

撮影が禁止されている理由として、神様の姿や神域を画像として記録すること自体が、信仰の本質を損なう行為とされるから。

日本の神道においては、目に見えない存在とのつながりを重視するため、カメラを通して神聖なものを捉えることは、神様への無礼とみなされることがあります。

訪れる前には「撮影できない場所がある」ことを認識し、心構えをしておくと安心です。

この案内ツアーは1日に約15回実施されており、予約不要で誰でも無料で参加可能。集合場所は社務所の向かい側に設けられており、ツアー開始時間までに待機すれば参加できます。

途中からの合流も可能なため、気軽に参加できる点も魅力のひとつ。神職の方による説明中は静かに耳を傾け、雰囲気を壊さないように配慮しましょう。

このような撮影禁止の決まりが存在することで、天岩戸神社がただの観光地ではなく、今もなお厳粛な信仰の場であることがよくわかります。

訪れる際には、観光客としてではなく一人の参拝者として、敬意と謙虚さをもって行動することが大切です。そうすることで、より深い感動と学びを得ることができるでしょう。

天岩戸神社は気持ち悪い?:訪問に際して

天岩戸神社 気持ち悪い

参拝方法

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸神社を訪れる際には、一般的な神社の参拝マナーを基本としつつ、いくつかの特有の注意点を押さえておく必要があります。

参拝の第一歩は鳥居をくぐるところから始まります。この時は軽く一礼してから進みましょう。そして、参道を歩くときには中央を避け、できるだけ端を歩くように。

中央は神様の通り道とされており、そこを歩くのは無礼とされているためです。

次にやるべきは、手水舎(ちょうずや)で手と口を清めて心身を整えること。清めを済ませたら、本殿に向かい賽銭を入れてから2礼2拍手1礼の作法で参拝を。

この手順は全国共通ですが、神職の方が説明をしてくれる場合にはその案内に従いましょう。また、周囲に他の参拝者がいるときは、静かに行動し、迷惑をかけないように気をつけることも大切です。

天岩戸神社には、本殿のほかに「東本宮」や「天安河原」などの重要な関連スポットが点在しています。東本宮では、天照大神が再び姿を現したとされる場面が伝えられており、神話の物語に触れる貴重な機会となります。

天安河原に向かう道は自然に囲まれた川沿いのルートであり、片道20分ほど歩く必要があります。地面は濡れて滑りやすい箇所も多いため、滑りにくい靴を選んでおくと安心です。

雨天や増水の影響で道が通れなくなることもあるため、事前に公式サイトなどで最新情報を確認しておきましょう。

天岩戸神社は現在でも多くの人々の信仰を集める神聖な場所であるため、行動には細心の注意が求められます。撮影が許可されているエリアでも、他の参拝者の邪魔にならないよう心がけることが重要。

無遠慮な会話や大声での会話、スマートフォンの使用などは避け、静けさを守ることが求められます。

天岩戸神社の参拝には一般的な作法に加え、特有の地理的環境や宗教的背景を理解した行動が求められます。

しっかりとマナーを守り、丁寧に参拝することで、神話の舞台を訪れるという貴重な体験が、より意味のあるものになるでしょう。

パワースポット

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天岩戸神社は、自然と神話が融合した強力なパワースポットとして全国的に知られています。神話の舞台となったこの地は、訪れるだけで特別なエネルギーを感じることができ、多くの参拝者にとって精神的な癒しと気のリセットをもたらしてくれる場所です。

この神社における最も有名なパワースポットのひとつが「天岩戸」そのもの。天照大神が隠れたとされるこの洞窟は、神話の核心ともいえる重要な場所であり、遥拝所からその神域を拝むことができます。

実際に神職の案内によるツアーで訪れると、周囲の空気が一変したような感覚を抱く人が多く、静寂の中に宿る神聖な雰囲気が、心の内側にまで浸透してくるように感じられるでしょう。

天安河原も見逃せないパワースポット。ここは八百万の神々が集まって会議を開いたとされる神聖な場所であり、参拝者が思い思いに石を積むことで願いを込める行為が観光客の間で広まりました。

清流のせせらぎと洞窟内の静寂が織りなすこの空間では、日常の喧騒を忘れて内省することができ、浄化と再生のエネルギーが満ちているといわれています。

東本宮の境内にある360度回転する天鈿女命の像も人気スポットのひとつ。神話の中で、踊りによって天照大神の注意を引いたとされる天鈿女命は、明るく陽気な神様として知られており、その像もまた訪れる人々の心を和ませてくれます。

像の動きには仕掛けがあり、参拝のタイミングによってはまるで神様が笑顔で出迎えてくれるように感じる瞬間もあります。

東本宮の奥には「七本杉」や「御神水」といった自然の中に息づくパワースポットも存在します。七本杉は、根元で1本につながった複数の杉が立ち並ぶ珍しい木で、その力強い生命力から、長寿や再生、家族の絆を象徴するとされています。

一方の御神水は、巨大な杉の根元から湧き出しており、飲むことで心身を清め、活力を得られるといわれています。

このように、天岩戸神社にはそれぞれ違ったエネルギーを感じられるパワースポットが点在しており、神話の世界観と豊かな自然が一体となった空間が広がっています。

訪れる人々は単なる観光を超えた深い体験を味わうことができ、精神的な充足や気の浄化、さらには運気の再生を願う人々にとって、まさに訪れる価値のある神社であると言えるでしょう。

高千穂神社との違い

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天岩戸神社と高千穂神社は、どちらも日本神話に縁の深い神社として有名ですが、信仰の対象や背景となる神話のエピソード、参拝の体験などには明確な違いがあります。

両者は地理的にも近く一緒に訪れる人も多いものの、それぞれが持つ神聖さと独自の魅力によって異なる体験を提供してくれます。

天岩戸神社は天照大神が天岩戸に隠れたという神話を直接的に背景に持ち、その神話を肌で感じることのできる場所。

西本宮と東本宮の2つから構成され、西本宮では神話の舞台となった「天岩戸」をご神体として祀っており、東本宮は天照大神が岩戸から出た後に最初に住まれた場所と伝えられています。

神域としての厳かな雰囲気が強く、遥拝所からの拝観や、神職の案内によってのみ立ち入ることのできる場所など、神聖な空間としての演出が非常に丁寧に守られています。

一方、高千穂神社は、天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の子孫が関係する天孫降臨の神話を背景にしており、地域の守護神としての役割が色濃く表れています。

祀られている神々には、高千穂皇神と十社大明神があり、縁結びや家庭円満など、日常生活に密着したご利益を求めて訪れる人が多いのが特徴。

また、天岩戸神社は、神話を追体験するような厳粛な雰囲気が魅力であり、観光というよりも「巡礼」に近い心構えで訪れる人が多くなります。

特に、撮影禁止の神域や案内ツアーによる特別な体験は、他では味わえない神秘的な要素を含んでおり、訪れた人々に深い感動を与えます。

それに対して高千穂神社は、もう少し親しみやすく、家族連れやカップルなども気軽に訪れやすい雰囲気が漂います。

境内は明るく整備され、誰でも心地よく過ごせる空間となっており、地元の伝統行事や夜神楽の会場としても活用され、地域文化との結びつきも強いです。

天岩戸神社は「神話の世界に没入する場所」、高千穂神社は「地域の暮らしと調和する神社」として、それぞれ異なる魅力を提供しているのです。

両社を巡ることで、高千穂という土地が持つ神話と現実の融合、その多層的な魅力を余すことなく体感できるでしょう。

両神社をセットで参拝することで、より深く神話世界に入り込み、自身の内面と向き合う貴重な時間を過ごすことができます。

授与品

天岩戸神社 気持ち悪い
左:おがたまの花柄 右:神楽開運御守 天岩戸神社公式HP

天岩戸神社では、訪れる人々の願いや祈りを形にした授与品やお守りが豊富。授与される品々は、神話の舞台であるこの神社ならではの意味や歴史が込められており、単なる記念品以上のスピリチュアルな価値を持っています。

天岩戸神社の授与品には、日本神話に基づく特徴があります

  • 天手力男命(あめのたじからおのみこと)にちなんだ御守り: 岩戸を開けた神様にあやかった「開運」と「力」の御守りは、どのような願い事にもその神徳を発揮する万能な御守りとされています

  • 天鈿女命(あめのうずめのみこと)にちなんだ御守り: 天岩戸の前で神楽を舞った神様にちなむ御守りもあります

  • おがたま(招霊)の木の花: 神楽を舞った際に天鈿女命が手に持った木の枝とされ、神楽鈴の起源と伝えられています。この花をモチーフにした御守りもあります

特に開運や健康関連のお守りは天照大神のエネルギーが宿るとして人気。

  • 健康・開運御守
    • 菊紋 – 1,000円
    • おがたまの花柄 – 800円
    • ビニール入り – 500円

神楽開運御守 – 1,000円

天岩戸神社 気持ち悪い
左:厄除御守 右:七五三縄御守 天岩戸神社公式HP
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左:縁結び御守 右:こども健康無事御守 天岩戸神社公式HP

縁結びのお守りや、病気平癒、安産祈願といった個人的な悩みや希望に寄り添うものも用意されており、訪れる人の人生の節目に力を与えてくれる存在となっています。

  • 特定目的の御守り
    • 安産御守・子授安産御守 – 800円)
    • 病気平癒御守 – 800円
    • 邪気災難除御守 – 800円
    • 厄除御守 – 大1,000円
    • 七五三縄御守 – 2,500円

    • 縁結び御守 – 800円)
    • 学業成就御守 – 800円
    • こども健康無事御守 – 800円
    • ペット健康・安全御守 – 800円
    • 身代り御守 – 800円
    • ランドセル御守 – 1,000円
天岩戸神社 気持ち悪い
左:手力男命神面キーホルダー 右: おがたま花御守天岩戸神社公式HP

西本宮の授与所では、招霊(おがたま)の木をモチーフにした根付やストラップも扱われており、これらは神楽に使われる鈴の由来とされる招霊の木のエネルギーを身近に感じられるアイテム。

  • 特殊な御守り
    • 手力男命神面キーホルダー – 1,500円
    • 折鶴健康長寿御守 – 800円
    • ちりめん幸御守 – 800円
    • おがたま花御守 – 1,000円
    • 光る御守(手力/鈿女) – 800円
    • 干支鈴御守(12種類) – 700円

御朱印も人気のひとつで、西本宮にていただくことが可能。

天岩戸神社の御朱印は、天岩戸にまつわる特別な意匠が施されており、神話の世界観を肌で感じられるデザインとなっています。季節ごとの限定御朱印や、行事に合わせた特別版が頒布されることもあるため、再訪の楽しみも広がります。

天岩戸神社の授与品やお守りは、ただの品物ではなく、神話や信仰を身近に感じさせてくれる存在。

訪れる際には、自分の願いや関心に合ったものを選び、その意味や背景を知ることで、より深い精神的なつながりを得られることでしょう。

天岩戸神社への行きかた

天岩戸神社 気持ち悪い

天岩戸神社へのアクセスは、やや複雑に感じられるかもしれませんが、事前に情報を押さえておけばスムーズに訪れることができます。

公共交通機関や車を活用し、自身の旅程やスタイルに合った方法で訪れるのが最も効率的です。

最寄りの主要交通機関は宮崎空港もしくは熊本空港で、どちらからも天岩戸神社のある高千穂町までは車で約2〜3時間程度かかります。

空港からレンタカーを利用するのが便利で、高千穂周辺の観光地も併せて巡ることができるメリットがあります。特に高千穂峡や高千穂神社、天安河原なども訪れる予定であれば、車移動が圧倒的におすすめ。

公共交通機関を利用する場合、最も一般的なルートは、JR日豊本線の延岡駅まで行き、そこから路線バスを利用して高千穂バスセンターへ向かう方法。

延岡駅から高千穂バスセンターまではおよそ1時間半のバス移動となり、さらにそこから天岩戸神社までは路線バスまたはタクシーで約15分程度。バスの本数はあまり多くないため、時刻表を事前に確認することが重要です。

観光ツアーに参加するという手もあります。宮崎市内や熊本市内、さらには福岡から出発する日帰りバスツアーなどがあり、運転の手間が省けるため、初めて訪れる方や高齢者にも人気。

事前予約が必要なことが多いので、計画的に手配を進めておきましょう。

神社周辺には駐車場が整備されており、特に西本宮には無料の駐車スペースがあるため、マイカー利用者には嬉しいポイント。観光シーズンや週末は混雑する場合があるので、早めの到着を心がけると良いでしょう。

いずれの方法を選ぶにしても、天岩戸神社は自然に囲まれた静かな場所にあり、到着するまでの道中もまた旅の一部として楽しめるルートとなっています。

神話の舞台に思いを馳せながら、心を整えて向かえば、より一層充実した参拝体験ができます。

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