【箱根神社と九頭竜神社の回り方】開運と金運、縁結びの良いとこ取り

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箱根神社と九頭竜神社は、箱根の地に古くから鎮座し、多くの参拝者に親しまれている神社。箱根神社は関東総鎮守として開運や交通安全のご利益で知られ、一方の九頭竜神社は金運や縁結びに特化した神様が祀(まつ)られています。

せっかくなら近接したこの二社を同時に回りたい。どのように巡ればよいのか、効率的なルートや参拝のポイントを知りたいと考える人も多いことでしょう。

本記事では、箱根神社と九頭竜神社の関係やご利益、参拝方法、アクセス情報、そして最適な回り方について詳しく解説。徒歩での移動、遊覧船を使うルート、バスや車を利用する方法など、それぞれのニーズに合った参拝プランを紹介していきます。

また、箱根元宮を含めた「三社参り」の効果や、訪問時に知っておきたいポイントについても触れていきます。これから参拝を計画している方は、ぜひこの記事を参考にして、より充実した神社巡りを楽しんでください。

本記事の内容

  • 箱根神社と九頭竜神社の歴史やご利益
  • 効率的な参拝ルートやアクセス方法
  • 三社参りの意味やその効果
  • 参拝時のマナーや注意点
目次

箱根神社と九頭竜神社の回り方:基礎知識

箱根神社 九頭竜神社 回り方

箱根神社とは

箱根神社 九頭竜神社 回り方

箱根神社は、神奈川県足柄下郡箱根町に鎮座する歴史ある神社で、関東総鎮守として古くから人々の信仰を集めてきました。その創建は奈良時代の757年に遡り、山岳信仰と密接に結びついた神社。

箱根の山々や芦ノ湖の自然とともに神聖な雰囲気を醸し出しており、特に開運厄除や交通安全のご利益があるとされています。観光地としても人気が高く、年間を通じて多くの参拝者が訪れています。

境内には、鳥居や本殿だけでなく、芦ノ湖に浮かぶ「平和の鳥居」があり、フォトスポットとしても人気を集めています。湖の青さと赤い鳥居が織りなす風景は、訪れる人々にとって特別な思い出となるでしょう。

また、歴史的に重要な社宝や文化財も多く所蔵しており、神社の宝物殿ではそれらを拝観することが可能。鎌倉時代の武将や徳川家康をはじめとする歴代の名将が寄進した品々を見ることができます。

特に、源頼朝をはじめとする武将たちの信仰が篤かったことでも知られ、鎌倉時代以降は武家の守護神としての役割も果たしてきました。戦乱の世において、武士たちは勝利や戦の安全を祈願するために箱根神社を訪れたのです。

江戸時代には、東海道の交通の要所として栄えた箱根の地において、旅人が道中の安全を願って参拝する習慣が広まりました。現代においても、交通安全や厄除けの祈願に訪れる人が多く、全国的にその名が知られています。

箱根神社は四季折々の風景が美しく、春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、訪れるたびに違った趣を感じることができます。特に紅葉シーズンには、多くの観光客が箱根の美しい自然と神社の荘厳な雰囲気を楽しむために訪れます。

神社周辺には温泉も多く、参拝後に箱根の名湯を楽しむこともできます。

箱根神社の御祭神とご利益

箱根神社 九頭竜神社 回り方

箱根神社の御祭神は「箱根大神(はこねのおおかみ)」と総称される三柱の神々、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)。これらの神々は、日本神話に登場する天孫降臨の神々であり、特に火と水に関連する神格を持ちます。

ご利益として挙げられるのは、開運厄除・交通安全・縁結び・商売繁盛・家内安全など。特に、交通安全のご利益は、古くから東海道の要所としての役割を担っていた箱根ならではの信仰です。そのため、ドライバーや旅行者からの信仰も篤く、全国から多くの参拝者が訪れます。

また、箱根神社は「縁結び」の神社としても知られています。境内には九頭竜神社の新宮があり、九頭竜大神の分霊が祀(まつ)られています。

九頭竜大神は、縁結びや商売繁盛に強いご利益をもたらすとされ、特に女性の参拝者に人気。このため、箱根神社と九頭竜神社を合わせて参拝することで、より大きなご利益が得られると信じられています。

箱根神社には、参拝者向けのお守りや絵馬の種類も豊富に用意されており、厄除けや健康祈願、恋愛成就など、様々な願いに対応。特に「龍神水」と呼ばれる霊水は、清めの効果があるとされ、多くの人がその水を持ち帰るほど。

九頭竜神社とは

箱根神社 九頭竜神社 回り方

九頭竜神社は、箱根神社と深い関係を持つ神社で、芦ノ湖の守護神として知られています。主祭神である九頭竜大神(くずりゅうおおかみ)は、古くから水の神として信仰されてきました。

その由来は、奈良時代に箱根山へ入山した万巻上人(まんがんしょうにん)が、芦ノ湖に棲んでいた毒龍を神力によって鎮め、守護神として祀ったという伝説に始まります。

九頭竜神社には、本宮と新宮の二つの社が存在します。本宮は芦ノ湖畔の森の中に位置し、自然に囲まれた神秘的な雰囲気が漂っています。

一方、新宮は箱根神社の境内にあり、より手軽に参拝することが可能。毎月13日に行われる「月次祭(つきなみさい)」では、多くの参拝者が訪れ、湖上神事が執り行われます。

九頭竜神社の本宮へは徒歩でのアクセスが必要ですが、その道中は芦ノ湖の自然を満喫できる絶好の散策ルートとなっています。箱根神社と合わせて訪れることで、より深い霊験を感じることができるでしょう。

九頭竜神社の周囲には静寂な森が広がっており、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。参道を歩くと、木々の間から差し込む陽光が神秘的な雰囲気を作り出し、自然と調和した神聖な空間を体験することができます。

九頭竜神社の御祭神とご利益

箱根神社 九頭竜神社 回り方

九頭竜神社の主祭神である九頭竜大神(くずりゅうおおかみ)は、水の神であり、龍神信仰の象徴ともいえる存在。龍神は、日本各地で雨乞いや五穀豊穣をもたらす神として信仰されており、九頭竜大神もまた、商売繁盛や金運上昇のご利益があるとされています。

縁結びのご利益でも有名で、特に女性やカップルに人気。その理由の一つは、九頭竜大神の伝説にあります。かつて、芦ノ湖に棲んでいた毒龍は、万巻上人の修行により改心し、善龍として人々を守る神へと変化しました。

この「改心」の物語が、悪縁を断ち良縁を結ぶという信仰へと繋がっていきました。

九頭竜神社では、縁結びのお守りやお札が頒布されており、特に「龍神水」と呼ばれる霊水を持ち帰ることで、良縁を引き寄せると言われています。そのため、恋愛成就を願う人々が多く訪れています。

九頭竜大神は水の流れを司る神であるため、商売繁盛や金運向上を祈願する参拝者も多く、企業経営者や投資家の間でも信仰を集めています。特に、新年や大きな取引の前にお参りすることで、成功への道が開かれるとされています。

境内には、龍をモチーフにした装飾が施された手水舎や、願いを込めて奉納する絵馬などがあり、訪れる人々に神聖な雰囲気を感じさせます。箱根神社とともに参拝することで、より一層の霊験を授かることができるでしょう。

九頭竜神社は箱根神社と共に参拝することで、運気の向上や人生の転機を迎える助けとなる神社。参拝ルートを事前に計画し、効率的に巡ることで、より深い信仰体験ができるでしょう。

この神社を訪れることで、古くからの龍神信仰を身近に感じ、人生における転機や変化のきっかけを得ることができるかもしれません。

訪問を検討する際は、事前に神社の行事や参拝方法を確認し、充実した参拝体験を楽しむことをおすすめします。

箱根神社と九頭竜神社の関係

箱根神社 九頭竜神社 回り方

箱根神社と九頭竜神社は、古くから深い関係を持つ神社であり、両社を共に参拝すると特別なご利益を授かるとされています。

箱根神社は関東総鎮守として歴代の武将や庶民に信仰され、厄除けや開運の神として名高い一方、九頭竜神社は芦ノ湖の守護神であり、水の神として商売繁盛や金運向上、縁結びの神徳があるとされています。

九頭竜神社の創建は奈良時代に遡り、箱根山に入山した万巻上人が、芦ノ湖に棲む毒龍を鎮め、善龍として祀ったことに始まります。この出来事により、九頭竜神社は箱根神社の眷属(一族の意)として崇められ、両神社は一体となって信仰の対象となってきました。

また、箱根神社の御祭神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の神々は、天孫降臨の神話に関連しており、自然の恵みと繁栄をもたらす存在として信仰されています。

一方、九頭竜大神は水を司る龍神であり、豊穣や商売繁盛を願う人々に崇められてきました。

このように、箱根神社と九頭竜神社は互いに補完し合う関係にあり、両社を併せて参拝することで、総合的なご利益を得られるとされています。

箱根神社で厄除けや運気向上の祈願をし、九頭竜神社で金運や縁結びを願うことで、より強い霊験を得られると信じられているのです。

三社参りの効果

箱根神社 九頭竜神社 回り方

箱根神社と九頭竜神社を巡る際には、奥宮である箱根元宮を含めた「三社参り」を行うことが推奨されています。三社参りとは、箱根神社、九頭竜神社、箱根元宮の三社を巡拝することで、より強いご加護を受けることができるとされる信仰の形式。

箱根元宮は、駒ヶ岳山頂に鎮座し、箱根神社の奥宮として神体山である神山を遥拝する場。ここでの参拝は、天と地を結ぶ神聖なエネルギーを受け取ることができるとされ、精神的な浄化や願望成就に大きな効果があると伝えられています。

三社参りの効果として、運気の向上や厄除け、縁結び、金運上昇、商売繁盛など、人生のあらゆる側面において良い影響を与えるとされています。

例えば、箱根神社では人生の基盤を整えるご利益を、九頭竜神社では人間関係や経済的な運気を上げるご利益を、箱根元宮では天と地を繋ぐ神聖なエネルギーを受けることができると言われています。

また、三社参りを行うことで、精神的な安定を得ることができるとされ、特に人生の転機や大きな決断を控えている人にとって、最適な参拝のルートとなります。

箱根元宮は標高1,356メートルの駒ヶ岳山頂に位置するため、登拝そのものが修行的な意味を持ち、心身の鍛錬にも繋がると考えられています。とは言え、昔と違い今はロープウェイで手軽に行き来が可能なので、肉体的な負担を伴うことはほとんどありません。

三社参りは以下の順番で参拝するのがおすすめ。

  1. 箱根神社(基盤を整える)
  2. 九頭竜神社(人間関係・金運を強化)
  3. 箱根元宮(天と地のエネルギーを受ける)

この順番で参拝することで、最もバランスよく神々のご加護を受けることができるでしょう。また、三社を巡ることで、より深い信仰体験が得られ、神聖な空間の中で自分自身と向き合う機会を持つことができます。

三社参りを行うことで、心の整理がつき、新たな一歩を踏み出す勇気を得ることができるかもしれません。人生の節目や大事な決断の前に訪れることで、心身の浄化と運気向上を期待できるのが、この巡礼の大きな魅力。

箱根神社と九頭竜神社、そして箱根元宮を巡る三社参りは、ただの観光ではなく、心と運気を整える特別な体験となります。訪れる際には、時間をかけて神々の存在を感じながら、一歩一歩丁寧に参拝することをおすすめします。

箱根神社と九頭竜神社の回り方:実践編

箱根神社 九頭竜神社 回り方
箱根神社公式HP

箱根神社と九頭竜神社の回り方その1

箱根神社 九頭竜神社 回り方
箱根神社公式HP

箱根神社と九頭竜神社を参拝する際の基本的なルートとして、多くの参拝者に選ばれているのが「箱根神社から九頭竜神社本宮へ徒歩で向かう」方法。このルートでは、まず箱根神社を訪れた後、徒歩で芦ノ湖畔を歩きながら九頭竜神社本宮へ向かいます。

まずは箱根神社で参拝を。箱根神社は関東総鎮守として歴史のある神社であり、訪れるだけで心が洗われるような荘厳な雰囲気が広がっています。拝殿でしっかりとお参りをし、お守りや御朱印をいただくこともできます。

その後、九頭竜神社本宮へ向かうには、芦ノ湖畔を歩く必要があります。箱根神社から九頭竜神社本宮までは徒歩約30分ほどの距離があり、湖畔の美しい景色を楽しみながら移動できます。

道中は緩やかなアップダウンがあるものの、自然に囲まれた静かな散策路となっているため、落ち着いた雰囲気の中で参拝へと向かうことができます。

九頭竜神社本宮に到着したら、湖の守護神である九頭竜大神へ祈願します。特に金運や縁結びのご利益を願う参拝者が多く、本宮の神聖な空気の中で祈ることで、より一層のご加護を受けられるとされています。

そして箱根元宮へはロープウェイを使っての移動。歩いてきた道を引き返す形で箱根園へ。そこから8分ほどで頂上に到着後、徒歩で8分位です。

このルートのメリットは、自然の中を歩きながら、箱根の豊かな景色を楽しめること。特に、朝の時間帯は人も少なく、より静かで神聖な雰囲気を味わうことができます。

一方で、徒歩での移動が必要になるため、体力に自信のない方や時間のない方には少し負担が大きいかもしれません。歩きやすい靴を準備し、天候を考慮して計画を立てることが重要です。

箱根神社と九頭竜神社の回り方その2

箱根神社 九頭竜神社 回り方

次に紹介するのは「遊覧船を利用して九頭竜神社本宮へ向かう」ルート。毎月13日の月次祭に参加する場合や、歩くのが難しい方にはこの方法が便利。

箱根神社を参拝した後、元箱根港や箱根園港へ移動。ここからは、九頭竜神社の最寄りの桟橋である「九頭竜の森」へ向かう遊覧船が運航されています。

遊覧船に乗ることで、芦ノ湖の雄大な景色を楽しみながら移動でき、湖上からの眺めも格別です。

遊覧船は約10〜15分ほどで九頭竜の森に到着、徒歩で数分の距離に九頭竜神社本宮があります。湖上の移動は非常に快適で、特に天気の良い日は湖面がきらめき、まるで神聖な空間へと導かれるような感覚になります。

箱根元宮までのルートは前述の九頭竜神社本宮への参拝以降と同様、箱根園からのロープウェイとなります。

この方法の大きな魅力は、歩く距離を短縮できるだけでなく、箱根の自然を存分に楽しめる点。

月次祭の日には遊覧船の便が増便され、多くの参拝者が訪れます。また、湖上からの眺めは神秘的で、九頭竜大神の存在をより身近に感じることができるでしょう。

ただし、この方法を利用する際には、遊覧船の運航時間や天候に注意が必要。風が強い日や悪天候時には運休することもあるため、事前に時刻表を確認しておくのがおすすめ。

また、遊覧船の料金がかかるため、予算も考慮しながら計画を立てると良いでしょう。

箱根神社と九頭竜神社の回り方その3

箱根神社 九頭竜神社 回り方

最後に紹介するのは「車やバスを利用して効率よく参拝する」ルート。時間が限られている方や、小さなお子様や高齢の方と一緒に訪れる場合におすすめの方法です。

始めに箱根神社を参拝するのは同じ。

その後、車やバスを利用して「箱根園」まで移動。箱根園から九頭竜神社本宮へは徒歩約30分ほどの距離ですが、道は比較的平坦で歩きやすいルート。九頭竜の森には有料の入場口があり、ここから本宮へと続く参道を進むことができます。

バスを利用する場合は、箱根登山バスや伊豆箱根バスを利用して「箱根園」まで行き、そこから徒歩で向かうことになります。バスの本数は時間帯によって異なるため、事前に時刻表を確認することが大切です。

この方法の利点は、移動の負担を軽減しつつ、効率よく参拝できること。特に、時間が限られている場合や、小さなお子様や高齢の方と一緒に訪れる場合に便利です。

一方で、バスの待ち時間や混雑状況によってはスムーズに移動できないこともあるため、余裕をもった計画を立てることが重要です。

九頭竜神社の本宮への参拝は省略して、新宮で参拝。その後に箱根元宮に向かうという方法もありです。九頭竜神社の新宮は、箱根神社の境内にあるため、徒歩数分で移動が可能。

新宮は本宮から分霊されたもので、ご利益は同じとされています。特に、短時間で参拝を済ませたい場合や、悪天候の日に、新宮のみをお参りするのも一つの選択肢です。

このように、箱根神社と九頭竜神社の回り方にはさまざまな方法があります。

徒歩で自然を満喫しながら参拝する方法、遊覧船で湖上の美しい景色を楽しみながら訪れる方法、そして車やバスを活用して効率よく巡る方法、それぞれのメリットと注意点を理解し、自分に合ったルートを選ぶことが大切。

特に決まった順番というのは存在しないので、都合に合わせて選択すれば大丈夫です。

お守りや御朱印の授与の注意点

箱根神社 九頭竜神社 回り方

九頭龍神社にはお守りや絵馬などさまざまな種類の授与品があり、それぞれの願いに応じたものを選ぶことができます。お守りはただ持つだけでなく、神様への感謝の気持ちを忘れずにすることが大切です。

九頭龍神社のお守りをいただくには注意が必要。本宮には神職や巫女さんは常駐していませんので、必ず新宮の方で。新宮でも九頭竜神社専用の社務所等はなく、箱根神社の授与所で所望する形となります。どうしても現地へ行けない場合は、郵送での授与も可能です。

箱根元宮で御朱印やご祈禱を希望する場合にも注意点があります。元宮は高地にあり神職の方は常にいるわけではないため、不在の日は箱根神社での対応となります。

箱根元宮での神職の対応可能な日は、土日祝日と毎月1.13.15.24日の月次祭(つきなみさい)の日。この日以外は不在となりますので、ご注意を。

神社の参拝方法

箱根神社 九頭竜神社 回り方

神社の参拝には、正しい作法があり、これを守ることでより深いご利益を得られるとされています。特に、箱根神社や九頭竜神社のような由緒ある神社では、正しい参拝方法を意識することで、神々への敬意を表すことができます。

神社に到着したら、鳥居の前で一礼をしてから境内に入るのが基本。鳥居は神域と俗世を分ける神聖な門であり、敬意を持って通ることが重要。また、参道の中央は神様の通り道とされているため、端を歩くのがマナーです。

次に、手水舎で手と口を清めます。手水の作法としては、まず柄杓(ひしゃく)に水を汲み、左手、次に右手を洗い、その後、左手に水を受けて口をすすぎます。

最後に柄杓の柄を洗い、元の場所に戻します。この手水の作法を行うことで、心身を清め、神前に向かう準備が整います。

拝殿では、神様にお参りする際の基本作法である「二礼二拍手一礼」を行います。まず、二回深くお辞儀をし、次に手を二回打ち鳴らします。このとき、願い事を心の中で唱え、最後にもう一度深くお辞儀をしてお参りを終えます。

箱根神社や九頭竜神社では、それぞれの神様に感謝の気持ちを伝え、自分の願いを誠実に祈ることが大切。

神社ではおみくじやお守りを受けることもできます。おみくじを引いた場合、吉凶に関わらず神様からのメッセージとして受け止め、悪い内容であれば境内の指定された場所に結び、良い内容であれば持ち帰って日々の指針とすると良いでしょう。

また特定の祭事やご祈祷を受けることができます。箱根神社では、厄除けや商売繁盛の祈祷が行われており、事前に申し込むことで個別のご祈願を受けることも可能。

九頭竜神社では、縁結びの祈祷が人気で、特にカップルや婚活中の方々が訪れることが多いです。

最後に、神社を出る際にも鳥居の前で振り返り、軽く一礼して神様に感謝の意を示すことが望ましいとされています。こうした基本的な参拝方法を守ることで、より良いご縁を結び、神様のご加護を受けることができるでしょう。

箱根神社と九頭竜神社への行きかた

箱根神社 九頭竜神社 回り方

箱根神社と九頭竜神社へ訪れるには、いくつかの移動手段があります。それぞれのアクセス方法を理解し、自分にとって最適なルートを選ぶことが大切です。

箱根神社へのアクセス方法ですが、最も一般的なのは公共交通機関を利用する方法。東京方面から訪れる場合、まず小田急線の「小田原駅」または「箱根湯本駅」で下車し、そこから箱根登山バスに乗り「元箱根」バス停で降ります。

バス停から箱根神社の入口までは徒歩5分程度で到着。元箱根港から湖畔沿いに進むと、大きな赤い鳥居が見えてくるので、それが目印です。

車で訪れる場合は、東名高速道路の「厚木IC」から小田原厚木道路を経由し、国道1号線を通って元箱根方面へ。箱根神社には専用駐車場もありますが、観光シーズンは混雑することがあるため、早めに訪れるのが良いでしょう。

次に、九頭竜神社への行き方ですが、本宮へ向かうには徒歩または遊覧船を利用する方法があります。徒歩で行く場合、箱根神社から芦ノ湖畔の遊歩道を歩いて約30分。

この道は自然に囲まれた美しいルートで、途中には湖畔の絶景を楽しめるポイントもあります。

遊覧船を利用する場合は、箱根園または元箱根港から出航する遊覧船に乗り、「九頭竜の森」停泊所で下船。そこから徒歩で5分ほど進むと九頭竜神社本宮に到着します。

特に、毎月13日に開催される「月次祭」の日には、多くの参拝者が遊覧船を利用して訪れます。

さらに、九頭竜神社の参拝をより効率的に行いたい場合は、箱根園や芦ノ湖周辺の宿泊施設を利用するのも良いでしょう。早朝の静かな時間帯に参拝することで、より神聖な雰囲気の中でお参りできます。

なお、九頭竜神社の新宮は箱根神社の境内にあるため、歩く距離を短縮したい場合には、新宮だけを参拝するのも一つの方法。

本宮と新宮の両方を訪れると、より深いご利益を得られるとされているため、時間に余裕があればどちらも参拝するのがおすすめです。

これらのアクセス方法を活用し、自分の旅行プランに合った最適な手段を選ぶことで、スムーズに箱根神社と九頭竜神社を巡ることができます。事前に天候や交通状況を確認し、快適な参拝を楽しんでください。

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