【三峯神社はなんの神様】秩父の山中に鎮座する霊験あらたかな古社

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三峯神社は、関東屈指のパワースポットとして知られる神秘的な神社。埼玉県秩父市の山深い場所にあるのに、訪れる人が後を絶たない人気の場所です。

そんな三峯神社には一体なんの神様が祀られているんだろう、と考える人は多いのではないでしょうか。

本記事では、三峯神社の歴史や御祭神、強力なご利益、参拝時のポイントなどを詳しく解説。

三峯神社に興味を持ち、実際に訪れたいと考えている方にとって、参考になる情報をお届けします。

本記事の内容

  • 三峯神社の御祭神である伊弉諾尊と伊弉冉尊の役割とご利益
  • 三峯神社が「狼信仰」と深い関わりを持つ理由とその意味
  • 参拝の際の作法や神社内の見どころ
  • 三峯神社が「人生を変える」と言われる理由や強いパワーを持つ背景
目次

三峯神社はなんの神様?ご利益とともに解説

三峯神社 なんの神様

三峯神社とは

三峯神社 なんの神様

三峯神社は、埼玉県秩父市の山奥に鎮座する由緒ある神社。標高約1,100メートルの場所に鎮座し、関東屈指のパワースポットとして知られています。その歴史は古く、創建は日本武尊(やまとたけるのみこと)の時代にさかのぼります。

伝承によれば、日本武尊が東征の際にこの地を訪れ、その風光明媚な三つの峰(雲取山、白岩山、妙法ヶ岳)を見て、国造りの神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀(まつ)ったことが始まりとされています。

本殿までの参道には全国的にも珍しい「三ツ鳥居」があり、参拝者はこの特別な鳥居をくぐることで神聖な領域へと足を踏み入れることになります。さらに、境内には随身門、拝殿、奥宮遥拝殿など見どころが多く、訪れる人々を神秘的な雰囲気で包み込みます。

特に、三峯神社の奥宮は険しい山道を登らなければたどり着けませんが、登拝することでさらなるご利益があるとされています。

また、三峯神社は「狼信仰」の神社としても有名。かつて、この地で修行をしていた修験者たちが、山の守護神として狼を神格化し「お犬さま」として祀るようになりました。

そのため、境内の至るところに狼の像が見られ、神社で授与される「御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)」というお札を持ち帰ると、狼の霊的な加護を受けることができると言われています。

多くの人が三峯神社を訪れる理由にあるのが、その強力なパワー。人生の転機を迎えた人や、大きな決断を控えている人にとって、三峯神社は特別な場所です。

ただし、三峯神社は「呼ばれた人しか行けない」とも言われており、何度も訪れようとしても道中で何かしらのトラブルに見舞われたり、予定が立てられなかったりすることもあるとされています。

そのため、実際に参拝できた人は、神様に歓迎された証として特別な体験をすることができるかもしれません。

このように、三峯神社はその歴史や神秘性、そして強い霊的エネルギーを持つ場所として、多くの人々に崇敬されています。

御祭神

三峯神社 なんの神様

三峯神社の御祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)という、日本神話に登場する創造神の夫婦神です。この二柱の神々は、日本の国土を最初に生み出し、さらに多くの神々を誕生させたとされる重要な存在。

伊弉諾尊と伊弉冉尊の物語は、『古事記』や『日本書紀』にも詳しく記されています。日本の神話において非常に重要な役割を果たした伊弉諾尊と伊弉冉尊が祀られていることから、三峯神社は「創造の力」「新たなスタート」「厄除け」「再生」のご利益があるとされています。

また、伊弉諾尊と伊弉冉尊は夫婦神であるため、縁結びや夫婦円満のご利益も期待できると言われています。

さらに、三峯神社では、これらの神々の神使(しんし)として狼が祀られています。狼は、古くから山の守護者として信仰されてきた動物であり、盗難や火災から家を守る霊的な存在と考えられています。

そのため、三峯神社で授与される「氣守(きまもり)」や「御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)」のお札を受けることで、強い守護を得られると信じられています。

このように、三峯神社の御祭神は、日本神話における創造神であり、多くの神々の親であることから、人生の転機や新たな挑戦を迎える人々にとって、特に大きなご利益をもたらしてくれる神様として崇敬されています。

イザナギとイザナミについて

三峯神社 なんの神様

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)は、日本神話における最も重要な神々の一組であり、日本の国土や多くの神々を生み出した創造神です。古事記や日本書紀において、その物語が詳しく記されています。

二柱の神は、高天原(たかまがはら)の神々から命じられ、日本の国土を作る役割を担当。天の浮橋(あめのうきはし)に立ち、大海原に「天の沼矛(あめのぬぼこ)」を差し入れ、それをかき回して引き上げると、滴り落ちた塩の雫が固まって オノゴロ島(おのころじま) となりました。

この島の上で二柱は夫婦となり、次々と日本の主要な島々を生み出していきます。

しかし、火の神 軻遇突智(かぐつち) を産んだ際に、伊弉册尊は大火傷を負い、亡くなってしまうことに。これを悲しんだ伊弉諾尊は、妻を追って 黄泉の国(よみのくに) に向かいます。

黄泉の国で伊弉册尊はすでに変わり果てた姿になっており、「決して私の姿を見ないでください」と言いました。しかし、伊弉諾尊はその約束を破り、恐ろしい姿の妻を見てしまいます。

怒った伊弉册尊は黄泉の国の魔物たちを差し向け、伊弉諾尊は必死に逃げます。最後に 黄泉比良坂(よもつひらさか) で大岩を置いて黄泉の国の入り口を塞ぎ、二柱は永遠の別れに。

このとき、伊弉册尊は「これから私は一日千人の命を奪う」と宣言、伊弉諾尊は「ならば私は一日千五百人の命を生み出そう」と答えたことから、人間の生と死のサイクルが始まったとされています。

その後、伊弉諾尊は穢れを清めるために川で禊(みそぎ)を行い、その際に多くの神々が誕生。その中でも特に重要なのが、

  • 天照大神(あまてらすおおみかみ)(太陽の神)
  • 月読命(つくよみのみこと)(月の神)
  • 須佐之男命(すさのおのみこと)(海と嵐の神)

    この三柱の神々は「三貴子(みはしらのうずのみこ)」と呼ばれ、それぞれが日本の神話や信仰において非常に重要な役割を果たします。

伊弉諾尊と伊弉册尊は、創造神としてだけでなく、夫婦円満、縁結び、子孫繁栄、国土安泰など、幅広いご利益を持つ神々として今も多くの神社で祀られています。三峯神社もその一つであり、特に強い気が宿る場所として信仰されています。

このように、日本神話の基盤を築いた伊弉諾尊と伊弉册尊の物語は、単なる伝説ではなく、現代に生きる私たちにも多くの教訓を与えてくれます。

夫婦の絆、命の大切さ、そして再生と浄化の重要性など、私たちの生活に深く関わるテーマが含まれているため、三峯神社を訪れる際には、こうした神話を意識しながら参拝すると、より一層そのご神徳を感じられるかもしれません。

ご利益

三峯神社 なんの神様

三峯神社には数多くのご利益があるとされ、古くから多くの人々が参拝に訪れています。特に、強力な浄化のエネルギーがあると言われており、「人生を変える神社」としても有名。

そのため、訪れることで運気が上がる、心身が軽くなるといった体験をする人が後を絶ちません。

主なご利益としては、家内安全、商売繁盛、縁結び、厄除け、金運上昇など。特に「氣守(きまもり)」と呼ばれるお守りは、持つ人に強いエネルギーを与え、運気を高めるとされています。

この氣守には、境内の御神木の一部が入っており、1年間持ち歩くことでその力を授かれると信じられています。

また、三峯神社は古くから「お犬さま」として知られる狼を神の使いとして祀っており、盗難除けや火災除け、さらには厄除けのご利益があるとされています。

これは、かつて農作物を守るために狼を神格化したことに由来し、現在では家庭や仕事におけるトラブル回避のご利益を願う人々が多く訪れます。

さらに、三峯神社のご利益は「精神的な強さを与える」という点にもあります。関東最強のパワースポットと言われるだけあり、参拝することで精神的に落ち着き、前向きな気持ちを持てるようになる人が多い。

これが、「人生が変わる」と言われる理由の一つとも言えるでしょう。

加えて、三峯神社には「御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)」という特別な儀式があります。これは、神社の眷属である狼の力を1年間借りるというもので、授与されるお札を自宅に祀ることで、災難から守られるとされるもの。

この儀式を受けた人々の中には、不思議な体験をしたという話も多く、さらなる強いご利益を求めて毎年参拝する人もいます。

このように、三峯神社はさまざまなご利益をもたらす神社であり、訪れる人々の願いを叶えてきました。ただし、強いエネルギーを持つため、心身が弱っている時に訪れると体調を崩すことがあるとも言われています。

参拝する際は、自分の体調と相談しながら、最適なタイミングで訪れることが大切です。


人生が変わると言われる理由

三峯神社 なんの神様

三峯神社は「訪れると人生が変わる」と言われるほど、強いパワースポットとして知られています。その理由は、単なる観光地としてではなく、霊験あらたかな場所として多くの人々に影響を与えているから。

三峯神社の創建は約1900年前に遡ります。日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建したとされ、修験道の聖地としても有名。

この地で修行を積んだ僧侶たちは、強い霊力を授かり、人々に大きな影響を与えてきました。つまり、歴史的にも「人生を変える場所」としての役割を果たしてきたのです。

また、三峯神社には特有の「氣」が満ちていると言われています。この氣とは、古来より大自然のエネルギーを意味するもので、特に三峯神社のような山奥に位置する神社には強い氣が宿るとされています。

これを受けることで自分の内面が浄化され、新たな人生のスタートを切ることができるのだと考えられています。

実際に三峯神社を訪れた人の中には、「参拝後に仕事が好転した」「悩みが解決した」「新しいチャンスが舞い込んできた」といった体験談を持つ人が多くいます。このようなエピソードが口コミとして広まり、「三峯神社に行くと人生が変わる」と言われるようになったのです。

さらに、三峯神社の拝殿前にある「石畳に浮かび上がる龍」の存在も、人生の転機を示唆するものとして注目されています。この龍は、2012年(辰年)に初めて浮き上がったとされ、水をかけることでその姿が現れます。

龍は古来より「成功」「飛躍」「運気上昇」の象徴とされるため、この龍を見ることで人生の良い方向へ進むきっかけを得ることができると言われています。

また、三峯神社の「歓迎のサイン」も、人生の変化を示唆するものとして語られています。例えば、参拝中に急に霧が発生したり、小石が飛んできたり、鳥が近くを飛び回るといった現象が起こることがあります。

これらは神様が訪れた人を歓迎し、良い方向へ導こうとしているサインとされており、これを体験した人はより一層の幸運を引き寄せることができると考えられているのです。

このように、三峯神社には訪れる人々の人生を変えるだけのエネルギーが満ちています。ただし、それは単なる「願掛け」ではなく、自分自身が何かを変えようとする意思を持って参拝することが大切。

自らの内面と向き合い、決意を新たにすることで、神様の力を受け取り、より良い方向へと進んでいけるのではないでしょうか。

三峯神社と同じ御祭神の神社

三峯神社 なんの神様

三峯神社の御祭神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)は、日本神話において非常に重要な神々であり、多くの神社で祀られています。全国各地にこの二柱を主祭神とする神社が存在し、それぞれ異なるご利益や信仰の背景を持っています。

伊弉諾尊と伊弉册尊の両方を祀る代表的な神社の一つが、兵庫県淡路市にある 伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)

この神社は、日本最古の神社の一つとされ、古事記や日本書紀にも記されている由緒ある神社です。伊弉諾尊が最晩年を過ごした地と伝えられ、長寿や縁結び、家庭円満といったご利益があるとされています。

滋賀県にある 多賀大社(たがたいしゃ) も伊弉諾尊と伊弉册尊を祀る重要な神社の一つ。「お多賀さん」と親しまれ、延命長寿や厄除けの神様として多くの参拝者が訪れます。日本全国の「多賀神社」の総本社として知られ、毎年多くの祭りや神事が行われています。

他にも、宮崎県宮崎市には 江田神社(えだじんじゃ) があり、こちらは伊弉諾尊が黄泉の国から戻り、禊(みそぎ)を行った地とされています。江田神社の近くには、禊の場とされる「みそぎ池」もあり、厄除けや浄化のパワースポットとして信仰されています。

長崎県の 伊佐奈岐神社(いざなぎじんじゃ) も同じ神々を祀る神社として有名。こちらは壱岐市に位置し、古くから航海安全や五穀豊穣の神として人々に崇敬されてきました。

このように、三峯神社と同じ御祭神を祀る神社は全国各地に点在しており、それぞれの神社ごとに異なる歴史やご利益があります。

三峯神社に参拝し、さらに深く伊弉諾尊・伊弉册尊のご神徳に触れたい方は、これらの神社にも訪れてみると、新たな発見があるかもしれません。

社を訪れる際には、こうした神話を意識しながら参拝すると、より一層そのご神徳を感じられるかもしれません。

三峯神社はなんの神様か:訪問に際して

三峯神社 なんの神様

人気の理由

三峯神社 なんの神様

三峯神社は関東屈指のパワースポットとして知られ、多くの参拝者が訪れる神社。その人気の理由はいくつかありますが、主に「強力なご利益」「神秘的な雰囲気」「珍しい神社建築」「御眷属信仰」の4つが挙げられます。

まず、三峯神社は開運や仕事運向上、縁結び、厄除けなど、多岐にわたるご利益をもたらすとされており、特に強力なエネルギーを受けられる場所として有名。特に「氣守(きまもり)」と呼ばれるお守りは、持つ人に良い気を呼び込むとされ、非常に人気があります。

かつては月に一度、特別な「白い氣守」が頒布されていましたが、参拝者が殺到し、大渋滞が発生するほどの人気となったため、現在は頒布を終了しています。それほどまでに人々の信仰を集めるお守りが存在することが、三峯神社の人気の一因となっています。

次に、神秘的な雰囲気も三峯神社の魅力の一つ。標高1,100mの山奥に位置し、深い霧に包まれることが多いため、まるで異世界に足を踏み入れたような感覚を味わえます。霧が発生すると「神様が降りてきている」と言われることもあり、訪れる人々に神聖な空気を感じさせます。

また、三峯神社は全国でも珍しい「三ツ鳥居」を持つ神社であり、この独特の鳥居をくぐることで神聖なエネルギーを受けるとされています。拝殿や随身門の彫刻も非常に美しく、参拝者の目を楽しませます。

加えて、神社の境内にはオオカミが神の使いとして祀られており、一般的な神社で見られる狛犬の代わりに「狛狼」が鎮座。この御眷属信仰は全国的にも珍しく、オオカミが盗難除けや災厄除けの神として信仰されてきた歴史を知ることができます。

このように、三峯神社はご利益の強さ、神秘的な環境、珍しい神社建築、御眷属信仰といった要素が組み合わさり、多くの人々にとって魅力的な神社となっています。初めて訪れる人も、何度も訪れる人も、その特別な雰囲気に引き込まれることでしょう。


鳥居のくぐり方

三峯神社 なんの神様

三峯神社の入り口には、全国的にも珍しい「三ツ鳥居」と呼ばれる鳥居が設置されています。通常の神社では鳥居が一本の門のような形をしていますが、三ツ鳥居は中央の鳥居の左右に小さな鳥居が取り付けられた特殊な構造。

この鳥居には正しいくぐり方があり、参拝する際はその作法を守ることで、より深いご利益を得られると言われています。

三ツ鳥居の正式なくぐり方は以下の手順で行います。

  1. まず中央の鳥居をくぐる。
  2. 左側の鳥居を通って戻る。
  3. もう一度中央の鳥居をくぐる。
  4. 右側の鳥居を通って戻る。
  5. 最後に再び中央の鳥居をくぐって境内へ進む。

このくぐり方をすることで、体を清め、心身ともに神聖な状態で参拝に臨むことができると言われています。これは、茅の輪くぐりのように、八の字を描く動きによって浄化の効果を高めるためとも考えられています。

ただし、三ツ鳥居のくぐり方については「特に決まった作法はない」とする説も。したがって、特にこだわらずとも、一礼してくぐるだけでも問題はありません。しかし、せっかく訪れるのであれば、伝統的な方法に従ってお参りするのも良いでしょう。

神社の参道を歩く際には、真ん中を避けて端を歩くのがマナー。中央は神様が通る道とされているため、できるだけ左側か右側を歩くようにしましょう。

三峯神社の鳥居をくぐることは、単なる通過点ではなく、参拝者にとって神聖な儀式の一つ。この鳥居をくぐることで、境内のエネルギーをより感じやすくなり、神様との縁を深めることができるかもしれません。

特に初めて訪れる方は、この作法を意識しながら神聖な空気を感じてみてください。

廻るのに必要な時間

三峯神社 なんの神様

三峯神社は関東屈指のパワースポットとして知られ、境内には見どころが多くあります。そのため、ゆっくりと神社を巡る場合は、それなりの時間を確保することが重要。

では、具体的にどれくらいの時間が必要なのか、訪れる目的やルート別に解説していきます。

まず、一般的な参拝のみを目的とする場合、拝殿での参拝を中心に、境内の主要なスポットを巡るだけであれば、1時間から1時間半ほど見ておくとよいでしょう。この時間内で、三ツ鳥居をくぐり、拝殿で参拝し、龍の浮かび上がる石畳や御神木に立ち寄ることができます。

三峯神社の奥宮まで足を延ばす場合は、往復で約3時間はかかると考えた方がよいでしょう。奥宮へは妙法ヶ岳の山頂までの登山道を歩く必要があり、標高1,300mの山を登るため、それなりの体力と準備が求められます。

登山道は比較的整備されていますが、一部には鎖場もあるため、歩きやすい靴や適切な服装が必要です。奥宮からの眺めは格別で、運が良ければ雲海も見ることができるでしょう。

三峯神社では「氣守」や「御眷属拝借」といった特別なお守りやお札を授かることができるため、授与所での受付や説明を受ける時間も考慮する必要があります。また、境内にはカフェや休憩所もあり、食事を楽しむ場合はさらに1時間程度を加えるとよいでしょう。

そのため、三峯神社をじっくり楽しむためには、最低でも2〜3時間、奥宮まで含めると4〜5時間のスケジュールを確保しておくことが理想。

また、アクセスに関しても、最寄りの西武秩父駅からバスで約75分かかるため、往復の移動時間も計算に入れておく必要があります。特に休日や繁忙期は混雑するため、早めの出発を。

三峯神社の歓迎のサイン

三峯神社 なんの神様

三峯神社には「神社が参拝者を選ぶ」と言われる伝説があり、「歓迎のサイン」とされる現象がいくつか報告されています。これらのサインを感じることができれば、三峯神社との相性が良いとも言われています。ここでは、どのようなサインがあるのかを紹介します。

まず、代表的な歓迎のサインの一つとして「霧がかかる」現象があります。三峯神社は標高1,100mの高地にあるため、気象条件によっては霧が発生しやすい場所。

しかし、霧が立ち込めるときに参拝すると、不思議と神聖な空気を感じることができるとされています。特に、鳥居をくぐった瞬間に霧が発生する場合、それは「神様が訪れを歓迎している証」と言われています。

次に、「動物に出会う」というサインも。三峯神社の神使はオオカミ(御眷属)とされており、境内の狛犬もオオカミの姿をしています。

そのため、境内や参道でオオカミのような犬や野生動物に出会うことは、特別な意味があると考えられています。特に、鹿や猿、鳥といった野生動物が姿を見せると、神の遣いとして歓迎されているとも言われます。

また、「小石が飛んでくる」という現象も、歓迎のサインの一つとされています。これは、誰もいない場所で突然小石が転がってきたり、軽く当たるような感覚がある場合、神様が気づいてほしいというメッセージを送っているのではないかと解釈されています。このような現象は、特に御仮屋と呼ばれる場所で報告されることが多いです。

さらに、「風が吹く」「急に天気が変わる」といった現象も神の歓迎のサインとされています。例えば、晴れた日に突然風が強くなったり、雨が降り出してすぐに止むといった現象が起きることがあります。

これは、神様がその場に現れている証と考えられており、古くから神秘的な体験として語り継がれています。

ただし、これらの現象はすべての人に起こるわけではありません。感じ方には個人差があり、特に敏感な人ほど強く感じると言われています。また、歓迎のサインを感じることができなかったとしても、決してネガティブに捉える必要はありません。

三峯神社は強い気を持つ神社であるため、訪れたこと自体に意味があり、必ずしも歓迎のサインが必要というわけではないのです。

このように、三峯神社には様々な歓迎のサインがあると言われています。もし訪れる機会があれば、神秘的な現象に意識を向け、自分だけの特別な体験をしてみるのも良いでしょう。

三峯神社への行きかた

三峯神社 なんの神様

三峯神社は埼玉県秩父市の山深い場所に位置し、関東屈指のパワースポットとして知られています。しかし、アクセスがやや難しく、事前にしっかりと移動手段を確認しておくことが重要。ここでは、三峯神社への行きかたを詳しく解説します。

1. 車でのアクセス

車を利用する場合、最も便利なルートは関越自動車道や中央自動車道を経由する方法です。

  • 関越自動車道を利用
    • 「花園IC」で降り、国道140号線を西へ。
    • 皆野寄居バイパスを経由し、三峯神社方面へ向かいます。
    • 花園ICからの所要時間は約2時間。

  • 中央自動車道を利用
    • 「甲府昭和IC」で降り、国道140号線を東へ。
    • 雁坂トンネルを通過し、三峯神社へ向かいます。
    • 甲府昭和ICからの所要時間は約2時間半。

駐車場は秩父市営の有料駐車場があり、週末や祝日は早めに到着しないと満車になる可能性が高いので注意が必要です。

2. 公共交通機関でのアクセス

車がない場合でも公共交通機関を利用して三峯神社に行くことができます。ただし、電車やバスの本数が限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。

  • 電車でのアクセス
    • 西武池袋線を利用し、「西武秩父駅」まで行きます。
    • 所要時間は池袋駅から特急ラビューまたはレッドアロー号を利用すると約80分。

  • バスでのアクセス
    • 西武秩父駅または秩父鉄道の「三峰口駅」から西武バスに乗車。
    • 所要時間は約1時間15分。
    • 片道運賃は1,000円前後。
    • バスは混雑することが多く、座れない可能性もあるため、早めの乗車がおすすめ。

3. 徒歩・トレッキングでのアクセス

三峯神社へは、昔ながらの「表参道コース」を歩いて行くこともできます。ハイキング好きの方にはおすすめですが、距離が長いため準備が必要です。

  • 三峯神社表参道コース
    • 「三峰口駅」からバスで「大輪」バス停まで移動(約15分)。
    • 大輪から徒歩で清浄の滝を経由し、三峯神社まで登る(約3時間)。
    • 標高差約600m、登山道は整備されているものの、急な上り坂が続くためトレッキングシューズ必須。
    • 途中、休憩スポットがいくつかあるので、適宜休みながら登ることを推奨。

4. 三峯神社行きのツアーバス

三峯神社へのアクセスが不安な場合は、旅行会社が提供するツアーバスを利用するのも一つの方法。

  • 都内発着のバスツアー
    • 新宿発のバスツアーなどがあり、往復の交通費込みで6,500円程度。
    • 奥宮トレッキング付きのプランもあり、ガイドと共に巡ることが可能。
    • 5月~10月限定のツアーもあるため、時期を確認して申し込むこと。

5. アクセス時の注意点

  • 冬季のアクセスについて
    • 三峯神社は標高1,100mの高地にあり、冬季は積雪や凍結の可能性が高い。
    • 車で行く場合はスタッドレスタイヤやチェーンが必要になることがある。
    • バスの運行状況も事前に確認しておくこと。
  • 混雑時の対策
    • 休日や1日限定で配布される「白の氣守」頒布日には大変混雑する。
    • 早朝に到着するようにスケジュールを組むと、スムーズに参拝できる。
  • 帰りのバスや電車の時間を確認
    • 特に夕方以降のバスの本数が少ないため、乗り遅れると帰れなくなる可能性がある。
    • 西武秩父駅や三峰口駅周辺には宿泊施設が少ないため、万が一に備えてタクシーの連絡先を控えておくと安心。
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